YB局のQSL回収履歴を調べる
YB-IOTA 59島の回収を完了しましたが、引き続き支援を行うことを目的に1994年以降のインドネシアYBからのQSL回収履歴を調べてみました。
私は1972年7月にJH6DVLのコールサインで開局し5-6年ほどDXを楽しんでいました。1973年に交信したYB0CJのQSLカード、1局のみでDXCCの申請に使っていました。当時のYBのQSLカード回収のためにダイレクトで送った記憶と記録はなく、1994年にJN6RZMにて再開局しました。下記にYB分のQSL回収記録を転載しました。
No. CALL IOTA 負担 送付日 受領日
① YC9WUK card 19941117 19941224
② YC1UVV card 19941202 19950123
再開局したばかりの1994年にはCWによるDXCCをやっていましたのでPost Card(70円)で上記2局へ送り、1カ月半程でYB側の負担で回収した履歴が残っています。対等にQSL交換をしていたんです。この2局でYBは終わってしまいました。
ところが1997年5月に日本語版IOTA Directoryを入手して、IOTAの宝庫であるIOTAオセアニアへ挑戦を開始しました。
③ YE8T----OC-213 1USD 19970813 19970919 via YB5NOF
④ YC8GAV-OC-143 card 19970831 未回収
⑤ YC8TXW-OC-210 1USD 19970831 19970916
⑥ 8A5ITU--OC-215 1USD 19970903 19971013
⑦ YB8ZY---OC-219 1USD 19970903 19980713 via JARL returned
⑧ 8A4EI----OC-204 1USD 19970905 09971007
⑨ YC8SHQ--OC-224 1USD 19971101 19980103
⑩ YC8TZR--OC-209 1USD 19980104 19980123
⑪ YB9BV---OC-022 1USD 19980108 19980126 via K7BV
⑫ YC8VIP--OC-070 1USD 19980328 19980401
⑬ YC9LQA--OC-151 1USD 19980502 19980606
⑭ YC9YKI---OC-147 1IRC 19981015 19981202
⑮ YE5B-----OC-075 1IRC 19981105 20130126
⑯ YC5XIP---OC-109 1IRC 19981216 19990217 via I1WFF
⑰ YC8TXW--OC-222 1USD 19990111 19990315
⑱ YC5YAS--OC-075 1USD 19990529 19990630
1990年代はIRC150円を使用せず、1USD100円前後を多用していました。⑭⑮⑯は2回目の請求で、1回目の請求を上書きしたものと思います。とにかく安いコストで回収することに徹していました。
⑲ YC8XNE--OC-076 2USD 20000319 20000601 via YC8TXW
⑳ YC5XIP---OC-107 1IRC 20000411 20000530 via I1WFF
21 YC7IPZ---OC-166 2USD 20000930 20001110 via YC8TXW
22 YC8RSW--OC-236 2USD 20001021 20010129 via YC8TXW
23 YB3ZMI---OC-237 1IRC 20001024 20010226 via IZ8CCW
24 YC9WZJ--OC-239 2USD 20001121 20010210 via YC9BU
25 YC9BU/P-OC-241 2USD 20001130 20010210
26 YB8HZ/P-OC-242 2USD 20001216 20010306
27 YB8LYS/POC-245 Stamp20010317 20010611 via YC6LAY
ゆとりが生まれてきたようです。お礼と次への期待の意味で2USDを送っています。多分、円高80円台時代だったと思います。1IRC(150円)と2USD(160円)があまりコスト的に変わらなかったと思います。
28 YE8XM/P-OC-221 1USD 20010410 via YC9BU
29 YE8XM/P-OC-246 1USD 20010421 via YC9BU
30 YB8HZ/P-OC-247 1USD 20010615 20011203
31 YE8XM/P-OC-221 1IRC 20010910 20010922 wid OC-246
このあたりからYB郵便物の事故が起き始めました。28と29です。YB9BU(当時YC9BU)よりGS不可、IRCにして欲しいとの依頼でIRCへ切り替えました。31で事故に遭った2枚を回収しています。
32 YB5NOF/-OC-108 1USD 20010924 20011015
33 YC8YZ---OC-145 1IRC 20011118 20011217
34 YC3MM/POC-197 1IRC 20020613 20021129 via IZ8CCW but JARL returned
35 YE8XM/P-OC-249 IBRS 20020630 20021021 via YC9BU
36 YB5NOF/-OC-106 1USD 20020728 20020817
37 8A3M----OC-250 1IRC 20020807 20030514 via IZ8CCW
38 YE2R----OC-186 1USD 20020830 20021021 via EA7FTR
39 YC9BU/7-OC-252 IBRS 20021023 20030123 via YC9BU
40 YE5A----OC-262 Stamp20030518 20030804 via IZ8CCW
41 YC8YZ---OC-145 IBRS 20030827 20030919 via YB5NOF
42 YB7M----OC-268 IBRS 20050312 20050813 via YB9BU
43 YE3K----OC-217 IBRS 20050329 20050730 via YB9BU
2002年からはIBRS(国際受取人着払い)を多用しています。USDをYBへはほぼ送らなくしました。事故なく、コスト的にも120円支払いで助かりました。
44 YE7P----OC-269 20051009 20051024 via YB1TC
45 YB1BOD/-OC-270 3IRC 20060310 20061007 via YB1BOD
46 YE6N----OC-161 20050826 via YB9BU
47 YE6P----OC-270 20060816 via YB1TC
JA friendsのバックアップによりペディション依頼が始まりました。OC-269/270/161への支援を実施しました。3カ月くらい前から準備に入り詳細な打ち合わせを行いながら実施しました。
ところが、46と47が終わってからはYB-IOTAは尻すぼみになり、2012年5月のOC-249 YB8XM/Pまで約6年の間、お休み状態になってしまいました。
現在はグループでペディションへ行くスタイルから単独もしくは少人数で行動し、コンパクト化が進みました。QSLカードも回収期間がOQRSやPayPalの利用拡大で便利になりました。
しかしながら、PayPalの利用拡大などにより1件当たりの回収コストが高くなってしまいました。上記リストの1994年くらいですと対等にQSL交換をやっていましたが、現在は全てのYBの島が3USD or 2IRCの回収コストがかかってしまう状況になってしまいました。
新しい局に、59件のIOTAレベルではまだ良いかもしれませんが、13,466件のNusantara Awardレベルではお勧めできない状況であると認識しています。着地が見えるか見えないかでしょう。
YB-IOTAの運用が一巡したこともあり、ビューローで賄える環境を作るなど、YB-IOTAのターニングポイントに対する方法など、将来を検討するときがきたと思っています。
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