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2016年4月 8日 (金)

JAの郵便料と返信料との比較と今後について

先週にJA0のOMさんからYBの返信料が高すぎるとのご指摘をいただいて調べてみることにしました。

まずは現在のJA発信の定型封筒の送料です。ご承知の通り第一地帯から第三地帯に分かれます。
 
第一地帯(25gまで90円)
グアム、マリアナ、韓国、台湾、中国、フィリピン、香港、マカオ、ミクロネシア、
インド、インドネシア、シンガポール、スリランカ、タイ、パキスタン、バングラデシュ、
ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モルディブ
 
第二地帯(25gまで110円)
オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、仏領ポリネシア、その他
北・中米、中近東、ヨーロッパ、ロシア、中央アジア諸国
 
第三地帯(25gまで130円)
南米、アフリカ
 
ときどきYBへ110円で封筒を送ったこともありましたが、実際は第一地帯の90円です。地帯の境目の地域はかならずネットで調べてください。上記はIOTAの存在する国・地域のみ表現しています。
 
ちなみにCQ出版社1996年1月号付録のハム手帳96をいまだに使用しています。そこには、書状10gまで第一地帯90円、第二地帯110円、第三地帯130円と20年前と変わりません。むしろ10gまでの制限が25gまでになっており安くなっていることが分かります。
 
ちなみに日本国内のはがきと普通郵便の年代別郵便表です。
昭和26年(1951) 5円 10円
昭和41年(1966) 7円 15円
昭和47年(1972) 10円 20円
昭和51年(1976) 20円 50円
昭和56年(1981) 30円 60円
平成元年(1989) 41円 62円
平成6年(1994)  50円 80円
平成26年(2014) 52円 82円
 
並べてみるとJAの国内料金はじわりじわりと上昇していますが、外国郵便は抑えられていることがわかります。第一地帯は定型封筒25gを航空便で送っても船便で送っても90円で変わらないという不思議な現象もあります。
 
上記の第一地帯は定型封筒25gまで90円で送れます。国内は同じ定型封筒25gまで82円で送れます。わずか8円の違いです。第二地帯でも28円、第三地帯でも48円の違いです。
 
JN6RZMは1994年2月からオンジエアを開始しましたが、当初はJARL経由を基本としていました。ダイレクト請求管理帳を見ます。
 
①1994年からダイレクトのポストカードと1USD同封がほとんどです。普通に交信してダイレクト指定の場合はポストカード、どうしても欲しい場合は1USD同封で送りました。
 
②1997年に南米の請求に1IRCを使い始めています。USD100円くらい、IRC150円の使い分けをし始めています。この年からDXCCからIOTAへウエイトが移っていきました。
 
③2002年には1IRC、1USD、2USDを使い分けしていたものをIBRSと1IRCにまとめUSDを使わないようにしています。郵便事故が多くなり、USD送付を避け始めています。
 
④2005年くらいからドネーションギャザリングと支援によるQSLのまとめ回収、Sked QSOによる先方からの送付が多くなり、IRCもUSDも、さらにはIBRSも少なくなりました。new IOTAの伸びも落ちてきています。
 
⑤2007年末からはPayPalアカウント取得によりドネーションギャザリングの国際為替送金から変遷しました。また、YB局へもPayPalアカウント取得を提案し始めています。
 
⑥2013年にはOQRSが大流行となり、地域性など関係なくほとんどが3USD以上の送金になってしまいました。これにより返信料+ドネーションを全体からいただくという考えが定着したと思います。
 
OQRSによりたいへん便利にはなりましたが、適正な返信料を送るという考えが少し壊れたのではないかと思います。それは高騰化を招き、ますます新しくハムになり、新しくDXを楽しむ局の足かせにもなりそうです。
 
冒頭の議題のYBの送料は90円ですが、先日YBから受け取った封筒には10000ルピーの切手が貼ってありました。為替換算の結果は次の通りです。
IDR/JPY 詳細
IDR/JPY (24 時間取引 2016年4月6日水曜日 22時00分UTC 終了時) @ +/- 0%
USD レート (日間) に基づく推定価格
売買: 売 10,000.0 IDR 
83.19 JPY を購入します
売買: 買 10,000.0 IDR 
83.43 JPY を支払います
 
インドネシアからは83円換算で封書は送付できています。1USDで充分ということでしょう。しかしながら数年前までOQRSがこんなに使われるとはだれも予想していませんでした。QSL発行者側であるマネジャもPayPalアカウントを持たない方がおかしいほどです。
 
そして、紙のQSLカード自体が消滅する時代に突入しそうです。上記に記載されたことがすべてひっくり返りそうな予感がしています。

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