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2016年4月24日 (日)

日本のアマチュア無線局数をしらべる

昨晩、JA1のOMさんからメールをいただきました。長いQRTの後、同じJA1のコールで再開局された方です。最近、当ブログを参考にIOTA chasingを始められ楽しんでおられます。IOTAに関して湧いてくる不明点を解決するために積極的にメールで質問してこられます。
 
その中で、昔はローカル局のアンテナを見つけたらすぐに訪問して多くの交流を持った思い出と、現在の団塊の世代のリタイヤが終わりかけ再開局によるパワー競争とのギャップを嘆いておられました。
 
以前、当ブログにもアマチュア無線局数を掲載し分析したことがあり、たいへん気になりましたので表題のアマチュア無線局数を調べました。
 
PhotoGoogle検索で「総務省」と「無線局」で括ればすぐにこの画面に到達できます。21世紀に入った2001年(平成13年)から2014年(平成26年)の14年分の連続で無線局数がエクセルファイルにて掲載されています。
 
たくさんの無線局種類のなかに「アマチュア局」を見つけることができます。14年分を抽出して前年差異を加えてみました。
 
①年度      ②局数 ③前年差異
平成13年(2001)  805,280 -------
平成14年(2002)  723,497 -81,783
平成15年(2003)  658,894 -64,603
平成16年(2004)  599,425 -59,469
平成17年(2005)  555,351 -44,074
平成18年(2006)  528,288 -27,063
平成19年(2007)  508,238 -20,050
平成20年(2008)  489,256 -18,982
平成21年(2009)  470,846 -18,410
平成22年(2010)  453,320 -17,526
平成23年(2011)  442,777 -10,543
平成24年(2012)  435,644  -7,133
平成25年(2013)  436,187    +543
平成26年(2014)  435,581    -606
 
2001年の80万局が2014年には半減しています。携帯電話やインターネットの普及の影響が大きいようです。年間の下げ幅が2000年代は大きかったようですが、2010年代には徐々に少なくなり2013年にはプラスに転化しましたが、2014年には再びマイナスになったという状況です。
 
なぜ下げ幅が少なくなったかというのは明確にはわかりませんが、冒頭のJA1のOMさんが言われた団塊の世代がリタイヤして再開局ということも当たっているような感じがします。また、そのことがパワー競争、マナー低下をもたらしているのかもしれません。
 
私は1994年に再開局するときに2アマ以上の局が50ワット免許(移動)と100ワット以上免許(固定)の二つを持っている方が多いことにびっくりしたことを思い出します。3アマ4アマ局が50ワットまでの一つの免許であるのに2アマ以上を取ると、もう一つ別に100ワット以上の免許を固定局としてとらなければいけない風潮に抵抗感がありました。
 
そのため、私は当初から100ワット固定局のみとし、車載等で移動する移動局を断念しました。その後も海外のペディション局を支援する中でリニアアンプを持参して、世界中に少しでも強い信号を届けるというメッセージをいただき日本の免許の考え方と大きな違和感が残っています。
 
昭和40年頃に聞いた話ですが、日本では密集地が多いので移動局がリニアで電波を出すとインターフェースをばら撒くので50ワットまでとなっているとうろ覚えしています。
 
いずれにせよ上の数字には二つの免許を持った方が数万人いると思います。なんだか大きなハードウェア、年々上昇するQSLカード回収費用の高騰に新しく開局する人が付いていけるのかと、日本のアマチュア無線の将来展望にため息が出てしまいます。
 
IOTAを楽しむ局を増やせるように努力してきたつもりですが、同様にハムを楽しむ局が増える一助を担っているつもりですので、現在の在り方を官民がもっと話し合って改善して欲しいものですね。
 
【追記】
毎年支払っております電波利用料は300円ですが、40万局減ると1億2千万円の減になります。他の種類の無線局で賄っているのでしょうか。老婆心まで。

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