NA-150 VE3LYC/KL7について
IOTA-chasers Forumにも数多く投稿されています。また、VE3LYC自身もネット環境が整っているのでそれに応えて返事をしています。JAからは厳しいコンディションの中、比較的交信が成立しているようです。しかしながらNA本土ではかなり苦戦しているようです。Cezar曰くW方面は島影ですと。
ウエブサイトには第一基地と第二基地を設けている理由がここにあるようです。Little Diomede Island自体が台形の形になっています。そのためどうしても開いている方面と島影になる方面が半々となると思われます。おそらく現在の第一基地から期間の半ばに第二基地にQSYすることでしょう。どちらが優位かウエブのマップで調べておくと良いでしょう。
NA-150の過去の運用は1997年7月のKL7/W6IXPが1st Activationでした。私は5月に日本語版IOTA Directory1997を購入して2か月後のIOTAコンテストで交信しました。スタート直後でしたのでほぼすべてがNew IOTAであり感激の度合いも相当に高くなかったことを記憶しています。今と比べると情報不足、知識不足のまま交信してしまいました。ファースト北米IOTAでした。
その当時は闇雲にIOTAの件数が増やすことのみで楽しめていたと思います。2回目のNA-150 運用はN3QQ Yuriさん等RRCメンバーにより15年後の2012年7月に開始されました。この時に初めてDiomede Islandsがアメリカ側のLittle Diomede Islandとロシア側のBig Diomede Islandに分かれていることを知りました。米露国境が間に入り、北米とアジアとの境で分断されていることも知りました。
さらに日付変更線も通過していますので明日の島(Big Diomede)と昨日の島(Little Diomede)とも呼ばれるそうです。わずか3.8km離れているだけで24時間近く異なります。
2回目はLittle Diomede Island側からKL7RRC/P、Big Diomede IslandからRI0K(AS-061)が同時運用し、スノーモービルでRRCグループが合流する企画でしたが、天候や諸般の都合で見事に同時運用と合流は失敗に終わりました。
そして、7年後の2019年3月にVE3LYCによる運用が突然発表され実行されることになりました。前の2回はどちらも7月です。今回はまだ3月です。とても厳しい環境での運用だと思います。
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コメント
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私も先ほど、10MHzでようやく交信できました>VE3LYC/KL7
今日はなぜか、電波が強かったです。
あとは、ClubLogに載っているか、確認ですね。
もう無理かと思っていた矢先の幸運でした。
投稿: JE6HID畠山 | 2019年3月24日 (日) 18時16分
畠山さん、交信おめでとうございます。
コメントの表示をうまくしてくれません。3月19日以来、ブログがぐちゃぐちゃになっています。
投稿: JN6RZM Shu | 2019年3月24日 (日) 20時44分