NA-187 White Rockを思い出す
2019年3月にK6VVA RickがNA-187のプランを模索していることを発表しました。さらに、7月のNA-004 K6VVA/KL7を実行しました。CQ HRALの新しい運用方法を実行しました。そのコメントではなく、本日、DX-World.netに3月に発表しましたNA-187が明確にWhite Rockであることやお役所関係、船主関係の中間報告を発表しました。暫定的に9月15日から10月15日の期間で調整中のようです。続報が待たれます。
そこで、NA-187 White Rockのご報告です。2003年から2007年くらいの間、NA-187 White Rockを2回実行しましたN6JV Normさんとやり取りし、記録と記憶に残っている情報を書いてみます。
まずはIOTAウエブにおけるNA-187の状況です。クレジット率は6.0%です。
Credited activations of NA-187
Callsign Island
KK6EK Lobos Rocks
KN6OU Ventura Rocks
N6JV/P White Rock
3つの島は北米や南米の太平洋側でよく見る大陸の移動により誕生した「岩」です。White Rockは周りに岩が無いのでRockの名称です。Lobos RocksとVentura Rocksは資料を見つけることはできませんでした。White RockのWhiteは実は海鳥の糞の塊です。サンフランシスコとロスアンゼルスの中間のShell beachの沖1,140mの距離でに位置しています。アメリカ本土からはモーターボートで楽に渡れます。
こんな島(岩)です。
ここにN6JV/Pの2回運用の記録が掲載されています。
1997年と2000年に実行されています。島を覆う海鳥の糞に大量のハエや蚊が発生し、虫よけのネットを被って運用しています。大きなアンテナ設備のセッティングは厳しいと言っていました。時間を区切って島からボートで往復して運用したようです。NAはなんとか届くと思いますが、EU/ASからは相当の設備ではないと当時でも厳しかったようです。
K6VVA RickもDX-World.net投稿文に書いていますとおり、「このコンディションではEUとの交信は云々」とあります。
N6JVへは何度も3回目の運用をメールでお願いしました。「若いハムに頑張って欲しい」との回答をいただいたことを覚えています。当時でも70歳前後だったと思います。「もう無理、力仕事が多く若い人の力が必要」という返事でした。奥様は中国系アメリカ人、二人のご子息は東京で仕事をしている(当時)と仰っていた記憶があります。
K6VVAも相等の年齢です。サポーターが必要ですが、2002年2月にNA-178 K6VVA/6の支援をしましたときはヘリコプターを使用しました。今回もヘリコプターを使用し、その機中から運用してハエや蚊を防ぐのかもしれません。
なお、その支援パワーはNA-187から、N6JVやN6VR Rayさん等が実施されたXE-IOTA ペディションの支援を行うことになりました。ここに記録が残っていました。
JAからもたくさんの局が支援してくださって年に5~6回くらいドネーションをギャザリングしてお送りしていました。
K6VVAへの現場でのサポーターがいないと運用はとても厳しいことをRickは理解していると思います。
« AS-206 Operation plan (Aug-Oct 2019) | トップページ | これはすごい! JA-IOTA Club Log Matching登録が急上昇 »
« AS-206 Operation plan (Aug-Oct 2019) | トップページ | これはすごい! JA-IOTA Club Log Matching登録が急上昇 »
コメント