私のQSLカード回収率は90%
1994年1月にJN6RZMにて開局し26年が経過しました。その間、USD入手のための銀行通い、切手購入やSASE送付のための郵便局通いを随分と行いましたが近年はUSDはまったく使わず少量が机の奥に眠っています。AIR MAILのシャチハタスタンプをはじめとするQSLカード送付のための道具類もほとんど処分してしまいました。
大切に保管しているのが「QSLカード受領台帳」ノートです。使用しているうちにQSL回収強化の様々な工夫を行い回収率を上げました。そのノートにあるQSL請求先と受領状況を年度ごとにまとめてみました。
年度 請求/未/受領/受領率
1994 78 22 56 71.8% 開局
1995 56 14 42 75.0%
1996 63 6 57 90.5%
1997 77 11 66 85.7% IOTA開始
1998 75 11 64 85.3%
1999 88 7 81 92.1%
2000 75 4 71 94.7%
2001 69 3 66 95.7%
2002 68 3 65 95.6% Sked QSO
2003 68 2 66 97.1%
2004 33 1 32 97.0% IBRS
2005 21 0 21 100.0% Donation支援開始
2006 24 0 24 100.0%
2007 18 1 17 94.4% PayPal account入手
2008 6 0 6 100.0%
2009 6 0 6 100.0%
2010 10 0 10 100.0%
2011 3 0 3 100.0%
2012 20 2 18 90.0% Nusantara Award
2013 26 0 26 100.0% OQRS
2014 32 0 32 100.0% AS-200
2015 24 0 24 100.0%
2016 5 0 5 100.0% Club Log Matching提供
2017 8 0 8 100.0%
2018 4 0 4 100.0%
2019 0 0 0 - *ドネーションによる自動送付のためゼロとなりました。
2020 0 0 0 -
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Total 957 87 870 90.9%
開局したころは闇雲にSASEを送っていたことがわかります。送料、返信料、封筒代など様々に工夫をし受領率向上を目指してきました。基本は「記録をとること」でした。台帳をしっかりと作り、漏らさず記載することです。郵便局へも随分とお小遣いを注ぎ込んだものです。リストには見えませんがメールの利用が受領率をあげるツールとして大いに役立ちました。メールで確認をとることが無駄をなくしてくれました。
郵送で送るときはとにかく早く請求することに努力しました。ベディション中でも3QSOsに到達すると翌朝一番にSASE封筒を投函していました。ベディショナーの帰宅時を予想してメールを送っていました。とにかく貴方と交信できてうれしい、すでにSASEを送ったなどと書いていた記憶があります。ベディショナーから詳細なる返信をいただくことが多だありました。QSL返信もほぼ一番に近かったと思います。世界中で。
郵便事情が悪いところはなおさら効果があったと記憶しています。受領台帳には受領日もマメに記入しています。そのためSASE投函日(請求日)から受領日までの日数も計算して記載していました。ペディショーやQSLマネジャごとの平均受領日数も把握し回収促進に利用していました。
2017年3月に開催されました西日本ハムフェアの講演会で「IOTAの魅力」というテーマでお話しさせていただきましたが当時の私のIOTA件数700件のほぼ1/3にあたる256IOTAが固定(常駐)局であることを報告しました。この中の約50局はメールアポイントをとったSkedで交信しました。ほとんどが請求しておらず先方から送ってきたものです。
IOTA New oneとこちらが思っていても、例えば単なるKyushu Islandに住んでいる単なる1局という感覚で先方からダイレクトで送ってくれるケースです。先方は特別な局とは思っておらず対等にQSLカードを送りあえばそれでよいということでした。メールを数回から十数回交換しているうちにすっかり親しくなるとなおさらその傾向にありました。
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