6m IOTAで頑張るJH6BPG松尾OMの紹介
2019年5月に長崎のJR6CSY山口さんのご紹介でJA6WJL前田さんがIOTA申請をされ、私たちIOTAチェイサーの仲間に入ってこられました。50年以上のDX経験をされ、ご自身でブログも開設されています。1年経過後の今ではすっかりIOTAのブログに様変わりされました。さらに2月に6mによるIOTAが100件に到達し、6mによるIOTA V/UHFを申請をされましたがちょうどIOTA受付の休止時期と重なり1か月遅れて3月に6m IOTAを受理されました。
HFのIOTAとはジャンルが異なることはご存じでしょうが、HFのみでIOTAを長年やっている私には1件のIOTA upがものすごくたいへんなのにわざわざ飛び込む必要はないのでは、HFのみで十分ではと斜めに構えてしまいました。
ところが、この3月に前田さんから福岡県太宰府市のJH6BPG松尾さんをご紹介いただきました。松尾さんは6mのみで50年を過ごされた純粋な6mマンです。松尾さんが前田さんのブログを久しぶりに覗かれたところ、すっかりIOTAバージョンに変わっており、6m IOTAの申請をされたことで影響を受けられすぐに100枚を探しはじめられました。
IOTA申請時にはQSLカードを確認して欲しいとIOTA申請に使える否かなどのご質問をいただくなどして徐々に6mによるIOTAに引き込まれ始めました。その事例を紹介します。
まず第一に珍しい6mによるIOTA DXpeditionのQSLカードです。松尾さんから何枚か送られた中の1枚です。当時は6m単独によるIOTA DXpeditionという言葉もなかったと思います。
カードにはBIORKA Islandからの運用と印刷されています。この島を探すと、NA-041 ALEXANDER ARCHIPELAGOグループに属していました。マップの日本語名はビオーカ島です。このグループの中でも最も大きなBaranof島の町Sitkaの沖合7.5kmに位置していました。IOTA DIRECTORYのNA-041の島名にはありませんので新規に島名を追加できるとか、6mのみの運用ではないかとか思いが駆け巡りました。
結果として、IOTA申請はNA-041 Baranof[Sitka] Islandにて申請できたそうです。他のQSLカードでも同じようなケースが散見できました。よくよく考えてみるとHFの重たいリグと大きなアンテナを抱えて島へ渡るのとは異なり、6m運用は小さな設備で渡島し運用できることに気づきました。こういう隠れた島運用のケースがまだまだありそうだと思いました。HFとV/UHFを分けている理由なのかもしれません。
5月に入って、松尾さんから突然にメールが届きました。OC-143 YB6HAIが6mFT8で確認できたが交信に至らずと、メールによるアポイント手法を問い合わせてこられ、私がYB6HAIへ連絡し、JH6BPGとの定期的な確認をしてくださることになりました。OC-143 YB6HAIはHFモードのIOTAチェイシングでは失礼かとは思いますが価値観を見出せませんが、6mIOTAでは珍の珍だそうです。
もちろん、松尾さんが6mIOTAを意識されたからそのような感覚が生まれたと思います。幸いにYB6HAIはClub Log/Club Log Matchingともに登録済みでした。私のメールにもすぐに回答を下さり、以降毎晩のようにチェックバイチェックをされているようです。
さらに昨日もご連絡をいただきました。当ブログに掲載しましたClub Log Matching可能となったYB-IOTAのリストの件です。メールアポイントで6mFT8のQRVの可能性を確認され始めたそうです。50年以上の6mマンでも6mIOTAという目標ができて、この悪いコンディションの中ですが、5月から7月にこの方法でトライしたいとおっしゃっていました。
その中でOC-143 YB5QZ Antonさんからも回答をいただき、6mアンテナを手配してくださることになったそうです。私やら松尾さんやら、AntonさんはIOTA OC-143で駆り出されてたいへんだと思いますが、Antonさんもハムでやることが増えてきっと楽しんでおられると思います。松尾さん曰く、「14MHzなどのビームに6mを無理やりのせて交信できるケースもある」とのことです。
すでに140件に到達されたようです。150、175、そしてIOTA200 V/UHFとワクワクされてワッチに励まれておられます。IOTAという切り口で6mを見るとまた面白いことが起きそうですね。また、1972年の開局からの6m交信データ約2万件をClub Logに登録しておられるので今日中にでもVE3LYC宛へClub Log Matching登録の依頼をされるそうです。「6mのAS-077はすべて私にお任せください」というところでしょうか。(Tnx JH6BPG Hide-san)
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コメント
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こんにちは、山本さん
先日から色々とIOTA初心者にアドバイス有難うございます、たまたま長く無線をやってただけで
数がそろっただけですね。
AS-077はKWの飛ばし屋さんの前田さんに任せて、弱小の私はその隙間狙いで出来れば良いかなと思ってます。
諸先輩方々宜しくお願いします。
投稿: JH6BPG/松尾 | 2020年5月13日 (水) 14時49分
山本さん、今朝 VE3LYC/Cezarさんからメールが有り、AS-077以外のQSOは無いかと尋ねられて、40数年前に対馬移動を思い出し回答しました。
投稿: JH6BPG/松尾 | 2020年5月13日 (水) 15時00分
JH6BPG/松尾さん
松尾さん、ぜひ今後も6m IOTAの貴重な情報をお寄せください。 いま考えていますのは、「YB-IOTAの7IOTA8局のClub Log Matching登録の固定局リスト」をヒントに、新しくIOTAを始められる方向けにJA/HL/UA0/BV/BY/YB/9M/VK/V6/KH0などを含めたClub Log Matching固定局連合リスト100局を構築し提供することです。これに6mIOTAで 乗っかかられませんか。HFのIOTA申請者にも好影響ですし、6mのIOTA申請者も増えるかもしれませんね。松尾さんとお話しして私の固定概念も良い意味で壊され新しいIOTAの楽しみ方をできるかもしれません。例えば7月末のIOTAコンテストにAS-012能古島から参加するとか。小呂島でしたらAS-036です。6mマンにIOTAをPRすることになります。
投稿: shu JN6RZM | 2020年5月13日 (水) 16時54分
お見事です。速攻で登録されましたね。ぜひ6m IOTAの普及にご尽力ください。絡めてお手伝いできると思います。
投稿: shu JN6RZM | 2020年5月13日 (水) 17時30分