Club Log Matching未ヒットIOTAを見逃すな!
IOTA CP JAホームページの初期画面において次のようなメッセージをご覧になられたことがあると思います。
RI0B, RI1F
多くの方が RI0B や RI1F のクレジットを QSL カードにて申請されています。
RI0B, RI1F は Club Log にアップロードする ADIF ファイルのコールをRI0B/AS-054 やRI0B/AS-68 やRI1F/EU-190 の様に変更してアップロードする事で Club Log Matching が可能になります。
是非、申請直前に上記の作業を行っていただき、カード提出が不要になる様にお願いいたします。
(05/Jan/2020)
実は私は該当しなかったために「自分には関係ない」と深く考えもせず読み飛ばしていました。ところが新しくIOTA申請をされた局などとご相談にのったり、いろいろと初期のころを思い出したりして堅くなった頭が少し柔らかくなったりしています。
実は次のような事例がありました。私は上記の件はRI0BとRI1Fのみと大きな勘違いをしていたようです。もっともっとあることがわかりました。特に新しく申請された局は5年前のYB4IRやYB8RWなどとも交信したがClub Log Matchingではヒットしないなどの質問です。
例をあげますとJN6RZMが2014年4月にOC-274 YB4IR/8と交信したとします。実際は交信してQSLカードを受領し追加申請を行いクレジットを得ています。JN6RZMが最近IOTA申請をしたとします。交信と同時にハムログへ入力します。もちろんコールはYB4IR/8でハムログにエントリしています。
その後、Club Log Matchingが2016年6月に行われ、JN6RZMもClub Logへの登録をします。ハムログからADIファイルをダウンロードし、Club Logへ登録しますが、「YB4IR/8」と登録されます。
YB4IRもこれに協力し、すべてのYB4IRの運用をマッチング可能にしました。OC-274 YB4IRも運用直後にログサーチやOQRSのために登録済みですからIOTA Validation Teamへマッチングの依頼メールを提出するのみです。
そこで、現在のOC-274 YB4IR/8のLogname on Club Logを確認してみます。IOTAウエブ、「自分のIOTA」から「承認された運用」を選択し、OC-274をエントリしてみます。
Logname on Club Logは「YB4IR/8_OC-274」と登録され、ハムログの「YB4IR/8」とはアンマッチを起こしています。Club Logにせっかく登録されているのにここが異なっているためにクレジットに入らないケースが起きていました。
このOC-274 YB4IR/8のLogname on Club Logの右隣のLogname on LoTWはYB4IR/8となっていますので5月21日以降にこちらでヒットすることになるでしょう。
実際にはYB8RWでお二人ほどこのケースでクレジットを増やされた局がでてきました。YB4IR、YB8RWなど2010年代にIOTA DXpeditionを数多く実施して、どちらかというとOQRSを利用する目的にて同じIOTAの複数運用、同じIOTAの島名が異なる場合、一回の移動で複数のIOTA運用をする場合などの管理上で補助記号をつけられたようです。
申請されて数年後でもClub Log Matchingでクレジットを得られなかったが、確かに交信したはずなのにと気づかれたIOTAがある場合は、おそらくこのケースだと思います。ぜひ留意しておいてください。
新規IOTA申請の皆さんと接しますと、私の頭も随分固くなっていると痛感しました。(笑い) 「教えたり、教えられたり」
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