OC-150 7C9B Sumbawa Islandに学ぶ
表題の情報OC-150 7C9B運用が昨日よりDX情報として発表され、世界中を駆け巡っています。OC-150はIOTAクレジット率も39.4%であり、過去の運用を調べましたらResident局も複数おられ、移動運用も毎年のペースで運用されています。JAとの相互運用協定も締結されていますので2014年5月にはYB9/JL3TOG岩田さんが運用されたりしました。
私はOC-150にお住いのYB9GV AdiさんとYB9KA Kardiさんと交流を持っています。2014年の東京ハムフェアにお二人で来日されたときに東京の宿泊のお世話をしました。1週間滞在で自炊型の宿泊でした。Adiさんは努力家で日本語はすべてOK、忍者の映画が大好きとのことで、忍者情報をときどき送ってあげたりしています。Kardiさんの日本語名「軽出」は私が命名させていただきました。
今回はIOTA OC-150というよりも7C9Bというコールサインの深堀をレポートします。
国際呼び出し符字列分配表ではYBA~YHZとは別にJZA~JZZ、7AA~7IZ、8AA~8IZの割り当てがあります。インドネシアのクラブ局は「YBおよびYEプリフィックス+コールエリア+アルファベット1文字(例YB1A、YE1Zなど)ですが、時々8Aや7Aが使われていました。これもクラブ局兼記念局であると認識していました。
本年に入り、2020年2月にYB8RW DinさんのグループがOC-145 7I8Xというコールで運用してから10月のOC-275 7H9Hが続き、そして今回の7C9Bが発表されました。コールサインは「7A~7H」、プリフィックスは「アルファベット1文字」と共通しています。
そこで、過去の 7AA~7IZ、8AA~8IZを調べてみました。YB-IOTAリストにすべて該当していますので簡単に検索できました。
①1991.05 OC-070 8A8IT Ambon
②1993.06 OC-186 8A2OTA Karimunjawa
③1995.03 OC-204 8A4EI Enggano
④1996.05 OC-215 8A5ITU Siberut
⑤1999.01 OC-177 7A0K Semut Kecil
⑥2000.07 OC-197 8A3B Bawean
⑦2002.08 OC-250 8A3M Masalembu Islands
⑧2020.02 OC-145 7I8X Widi Isls
⑨2020.10 OC-275 7H9H Habe
今回のOC-150 7C9Bが10局目になります。1991年の8A8ITから1996年の8A5ITUまでは記念局的要素でコールサインが付与されたようです。そのため、サフィックスが2~3文字となっています。1999年のOC-177 7A0Kからはサフィックス1文字になっています。
実はこのサフィックス1文字もコールエリアの中で、次の自治体レベルの州単位にクラブ局のサフィックスとしてA~Zが割り振られています。
これでYB-IOTA運用の新規発表がありましたときに、YB1AやYE8Zなどのサフィックス1文字のコールサインならばクラブ局であり複数のオペレータが運用するプランであることをご理解いただけたと思います。ただし、良い点は比較的大きなアンテナを建てる可能性があります。オペレータも多いので夜中遅く、朝早くから運用する可能性がたかいです。悪い点はオペレーションに慣れていない、ログの書き間違いなどが起きやすいなどです。
WPXアワードにもぜひ交信されてお役立てください。
【追記】
W2FB並びにYB3MMが主宰するNusantara Award取得のために作成しましたファイル中、OC-150の部分です。
100回くらい運用されているようです。私はOC-150の中の9島のQSLカードを受領していました。YB9GVやYB9KAはもちろんLombok Islandでいただいております。
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