島から運用する「自身の島のクレジット」について
福岡市の博多湾の中にあるAS-012 能古島と6mや2mにて交信するIOTA-VHFの話題を当ブログにあげましたところ、JO1CRA四十物さんからIOTAルールに基づく詳しいコメントをいただきましたのでここに整理して再掲載いたします。
IOTA Check Point JAのウエブの中の日本語版ディレクトリを開いてください。
https://jim0836.wixsite.com/iota/directory
86ページ中21ページの「A.7 自身の島のクレジット」に次の記載があります。自分でIOTAペディションへ行ったときに本人もそのIOTAのクレジットをいただけるための条件です。
A.7 自身の島のクレジット
A.7.1 DX ペディション局又は島の常駐局で運用しましたか︖該当する場合、以下を読んで下さい。
A.7.2 申請者のスコアに、当該の IOTA運用で使ったコールサインでクレジットの加算を申請する事が出来ます。自身のコールサインである必要はありませんが、メンバーであった事を証明するため、申請者自身のコールサインが印刷され、最初の交信の日時を示した DXペディションのQSLカードを提出する必要があります。この報酬を得るために、シングルオペレータの場合は少なくとも100 QSO、マルチオペレータの場合は 200 QSO が必要になりますが、IOTA委員会は、HF や VHFのクレジットを得るための極圏における短時間の運用において、コンディションの急変や停電により、この交信数を達成することが出来ない場合には、検討の余地があります。
A.7.3 このクレジット加算は、使用したコールサインが個人宛に発給され、その際、自身で同じ DXCCエンティティから運用した場合を除き、ペディション中に交信した未クレジットの島を自身のクレジットスコアに加算する事は出来ません。
昨年から始めましたIOTA-VHF部門において、AS-012 Kyushu's coastal IslandsがなかなかQSOできていないので、私の自宅から見通し距離にある能古島へ6mで移動してもらってはどうかということから始まりました。続いて2mでは、と続けていましたが、JO1CRAさんがきちんとしたルールを提言してくださいました。この事例の場合は能古島へ行って6mあるいは2mで私と1QSOではアウトになるということでした。ただし、HFを含むトータルで100QSOsを超えればOKとなります。
さらに昭和48年の夏に長崎県壱岐島(現在は壱岐市)からクラブコールで2mグループと一緒にくっ付いて移動運用をしたことがあります。この場合もクラブコールにて数局交信した記憶がありますが、AS-036としてクレジットを認められるためには200 QSOs以上が必要となります。残念ながらログやQSLカードの発行の有無、のみならずコールサインも覚えていない状況でホールドアップです。
IOTA-VHFの促進において、上記のルールに沿った実践事例をこの夏はレポートしたいです。(Tnx JO1CRA)
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コメント
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こんばんは。取り上げて頂きありがとうございます。
自主的に未交信IOTAへの移動者が増えるとよいですね。当然、海外でもOKな訳ですから。
「他局サービスは1QSOでもOK、自分のIOTAカウントに加えたいニューの場合は100QSO必要」ということです。私が能古島にいって、Shuさんへ1QSOサービスすでばOKです。
でも、まだわからないのが、HFとVHFとの使い分け。HFで100QSOした場合、VHFのニューとして自分でのカウントが許されるのか? 中島さんの助言を待ちたいと思います。 お願いします。 <(_ _)>
ちなみに、私のAS-206での50MHzQSOは100をギリギリ超えていました。使えそうです。
投稿: JO1CRA | 2022年1月30日 (日) 20時14分
さすが優秀な四十物さんの考えです。
おそらく、VHS交信「0」はNG、「1」以上、HFとのトータルで100以上はOKだと思います。理由は具体的数字が示されていないからです。VHFはCPの裁量で少し柔らかいようです。
投稿: shu JN6RZM | 2022年1月30日 (日) 20時39分