VK-IOTAとYB-IOTAの違いを確認する
1997年5月から始めたIOTAチェイシングも2016年5月に取得したIOTA700アワードで19年の一区切りを付けました。なぜこんなにIOTAに燃えたのか。IOTAプログラムの奥深さとIOTAを楽しむ皆さんの心の温かさと思います。
この朝もVK5MAV Andyさんの投稿に反応したロシア局の「求む、VK-IOTA」の返信に続いてOE2VEL Wolfさんが976件の実績に基づく1000への希望とNeeded VK-IOTAの一覧をレポートしていました。その9件の内訳はOC-141(VK8) 5回、OC-185(VK8) 6回、OC-187(VK4) 9回、OC-212(VK2) 10回、OC-216(VK9) 2回、OC-223(VK2) 5回、OC-227(VK4) 7回 Sweers、OC-230(VK9) 2回、OC-255(VK4) 2回と、VK6エリアが1件もありませんでした。(笑い)
モスクワからとオーストリアからのニーズがまったく異なることにビックリしましたが、OE局がVK6は前述されたのでそれ以外のリクエストを加えたのかもしれません。この9回は運用回数自体が少ないものと思われます。
ここにVK6エリアで最も気が合った故VK6YS WallyさんがかかわっていましたIOTA-VK6のウエブを紹介します。過去には何度も取り上げましたが、古くから無線をやっていて最近IOTAを始められた方にはお宝が隠れているかもしれません。
この朝に探していましたらまだウエブは残っていました。内容を確認しましたらほとんど動いていませんがSKとなられたVK6YS wallyさんの後をVK6NI Nigelさんが引き受けているようです。
VK6YS等はPearthを中心に活動していました。WallyさんのSKはとても残念でした。ここに紹介しています。
http://jn6rzm.cocolog-nifty.com/iota/2011/12/vk6ys-wally-400.html
もっとも影響を受けたのが上記のWest OZ DXのウエブの中のマップです。http://www.westozdx.net/IOTAS/IOTA.html
このマップを毎日食い入るように長時間眺めていました。VK-IOTAの攻略をいろいろ考えてはメールでWallyさんへ相談や提案をしていました。片手では数えきれず両手で数えられるくらいのVK6-IOTA DXpeditionへ実際に行ってくれました。
いま考えてみると熱意とは別にIOTAの知識を持っていることがWallyさんが受け入れてくれた要因と思います。例えば本土から島までの距離やブログの記事作成で洗練された情報だったと思います。もちろんIOTAルールをある程度深く知っていること、ルールの変更点などをマスターしていることが大きかったと思います。当然に下手な英文も徐々にではありますが少しずつ上達したと思います。
Wallyさんは私と同級生でした。IOTA以外でも情報交換しました。2012年5月にOC-199 West Lewis IslandからVK6YS/Pにて運用してくださった運用は圧巻でした。島に別荘を持つ友人から1週間ほど借りれるようになったが君はOC-199のクレジットを得ているかという問いから始まりました。「えっ、私のために」と反応しました。得意の距離を測定しましたら福岡から札幌くらいの移動が必要なので当然航空機利用と思いました。
コスト支援の申し出を初めてしましたが、すぐに不要のご返事でした。Wallyさんへは資金支援はまったくしなかったことになりました。なんと自家用車でPerthからOC-199への港まで高速道路を一人で運転して行かれました。元気に戻ってこられたときに「一度、居眠りして道路から外れた」と笑っていたようです。
上記のVK6のマップではOC-164の少し上がPearthです。そこからインド洋側のOC-199までは九州から北海道の距離です。日本人なら航空機利用の発想ですが、オーストラリアでは自家用車の発想です。高速道路も砂漠の中の1本道です。多少眠くなって道路を外れてもお構いなしなのでしょう。こんな元気だったWallyさんも病には勝てず4年後の2016年に亡くなられました。
いつもペディションに同行されたVK6NI NigelさんのQRZ.comにはVK6NIと一緒にやったIOTA DXpeditionのログとQSLカードを今でも発行できる状態で準備していただいています。2023年2月12日にもQRZ.comのBiographyをメンテナンスされていました。もし、お宝を見つけられた方がおられましたらご一報ください。VKへのSASEはたしか5USDくらいと思いますのでそのあたりの調整などをしたいです。
そして、VK6NI Nigelさん自身もIOTA DXpeditionerですので、そのあたりを聞いてみたいと思います。VK-IOTAは回収コストの郵便料は高そうですが確実です。四半世紀を振り返るとYB-IOTAは縁を繋いで続けることがなかなか難しいと感じています。
VK6NIの可能性を知りたくなってきました。QRZ.comでは意気盛んに感じます。可能ならばLoTWを本人は利用されているようですのでVK6YSの行動を未来に伝える意味で10数件のIOTAをMatchingシステムに登録されるよう提案したいです。
【追記】
上記マップ写真の左側部分に運用したIOTAごとの記録が掲載されています。ウエブを開いてご確認ください。
OE2VEL希望の9つのIOTAに回数を追加しました。OC-227 Sweers Islandも入っています。Lynさんに伝えておきましょう。
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