私の未交信のIOTAオセアニア
コロナ明けの2023年10月11月にVE3LYCがOC-155 V62P Pulap AtollとOC-299P V62S Satawal Atollへのプランを発表しています。この一週間ほど運用資金が不足しているためかドネーション支援の依頼をお願いされているようです。V6に最も近いIOTA大国であるJAからの支援もかなり寂しいようです。
コロナ明けには徐々にIOTA DXpeditionも数年前のように盛んになると思いますがこのプランはその試金石ともいえるかもしれません。Cezarさんが副社長を務めるIOTA Ltdから新しくIOTA Fundが設けられました。IOTA Ltd自体もドネーションを出せるほど資金があるんだと思いました。年初の3Y0Iへの支援がIOTA Fundの起点になったのかなと予想します。時代は少しずつ変化しています。
1994年1月にアパマンハムとして華々しい(?)デビューで再開局しましたが、4階ベランダの100ワットにAPA-4では数を追うことよりも交流を深めることを目的にCW onlyで開始しました。交信リストをまとめていくとどうしてもDXCCの管理になってしまいました。そんな折、IOTAと出会いました。最初は「島なんか」と思っていましたが1997年日本語版IOTA Directoryを購入して火が付きました。
アパマンアンテナでは1000や1200は無理と判断し、当初から500クレジットくらいの目標を設定し、エクセルによるデータをきちんと管理してきました。CW onlyでしたが、すぐに21260と14260のみはSSB OKなどと個人ルールを変更したり、IOTAはオセアニア方面が飛びやすいことに気づき、IOTAオセアニア攻略を考えながら楽しみました。長い時間の中、途中で目標をIOTA600、IOTA700まで上げていきました。
IOTAを開始した19年目の2016年4月にIOTA700を達成しました。これでアパマンによるIOTA目標に一段落を付けることにし、残りはIOTA普及やIOTA申請者数世界一位の支援などを楽しむことにしました。その中でもまだ色気を残しているのがIOTAオセアニア完成です。現在の私のIOTAオセアニア未交信は次の通りです。
OC-055 KH6,7 French Frigate Shoals N4BQW/KH6 (Sep 97) 26年前*
OC-056 VP6 Henderson Island VP6AJ VP6VT(Mar 02) 21年前*
OC-068 ZL Snares Islands ZM1BN/A (Dec 69) 54年前*
OC-074 ZL9 Auckland Islands ZL9GD (Feb 96) 27*
OC-081 KH5 Jarvis Island AH3C/KH5J (Apr 90) 33*
OC-113 FO Actaeon Group TX0A (Dec 18) 5*
OC-190 KH8 Rose Atoll WH6BLQ/KH8(Nov 93) 30*
OC-214 VK6 WA State (NW Coast) East VK6ISL (May 96) 27*
OC-248 T8 South Palau group T88SI (Feb 02) 21
OC-278 V73 Ujelang Atoll V73QQ (Dec 10) 13
OC-286 ZL Antipodes Islands ZL9A (Jan 16) 7
IOTA Oceania Provisional
OC-287 ZL Bounty Islands
OC-288 KH6,7 Nihoa Islands
OC-289 KH6,7 Necker Island
OC-290 KH6,7 Gardner Pinnacles
OC-291 KH6,7 Laysan Island
OC-292 KH6,7 Lisianski Island
OC-293 KH6,7 Pearl and Hermes Atoll
OC-299 V6 Yap East group
OC-300 T31 Mckean and Nikumaroro Atolls
IOTAオセアニアの最新は2019年6月22日に誕生したOC-300 T31です。ちょうど300件発行され、OC-061 Minerva ReefとOC-096 Kingman Reefが消滅でマイナス2となりましたので298件。Provisionalの9件を保留マイナスで289件です。従いまして私のIOTAオセアニア交信率は96.2%となります。いかに残りと交信することが厳しいかがわかります。
未交信11件とProvisional 9件の計20件です。未交信のグループには最後の運用からの「経過年数」を付しています。5年から54年ですが、単純に平均しますと、なんと「24年」になります。やはりこの目標達成のためには健康維持が重要ですね。100歳までボケずに歩ける身体づくりが必要です。*印をつけたIOTAはまだ信号を聞いたことがないものです。つまりOC-248、OC-278、OC-286は取り逃がしたIOTAです。
OC-299Pへは高額のGSを数枚保有していますので、SASEでVE3LYCへ送る予定です。1GS=147円前後、PayPalで送ると150円台になると思います。25年くらい前は1GSで回収でき楽しんでいました。今は4~5USD必要でしょうか。1994年1月の開局当初からビューロー経由がメインでしたが、2002年11月に受け取ったOC-197 YC3MM/Pが最後と記録しています。その直後にIBRSを数年間利用しています。
来年6月のNew IOTA誕生に関する対象島募集のIOTA NEWSは発信されないようです。10月のRSGB conventionでもVE3LYCがブーベの報告をするのみのようです。IOTA DXペディションは気軽に多くの局が渡れるような島でありたいですね。新しく誕生したIOTAは1回目は争うように運用されますが、2回目の運用はなかなか実施されないことが上記の「24年」ではないでしょうか。
ブーベ並みの費用を集めなければ運用できないNew IOTAを誕生させるのではなく、世界中のIOTAチェイサーに身近に交信できる島を増やした方が多くのIOTAファンは喜ぶと思います。
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