CE1EW (ex-CE1TBN, CE6TBN) - S.K
この朝にDX-World.netを主宰するM0NDX ColさんがIOTA-chasers Forumに「[IOTA-chasers] CE1EW (ex-CE1TBN) - S.K」という記事を投稿されました。
2000年代はじめにMarcoさんは実家のあるチリのTemcoに住んでいました。SSBのみの14/21MHzで移動運用を開始されました。ご存知の通りチリは南北に長い国ですがIOTAはそのころ21件ありました。現在はIOTA new誕生で23件になっています。QRZ.comのCE1EWページを確認するとチリの中央部のCE6/7/8を中心にIOTAサービスをやっています。
2000年頃に電子メールもネットもずっとつないだままで利用できるADSLを導入し、IOTA運用のお願い提案をあちらこちらに送りまくっていました。その中の一人がCE6TBN Marcoさんでした。SA-018 Chiroe Islandを提案しました。一発で「では行ってきます」と返事をいただいた記憶が残っています。2001年10月20日にSA-018 CE6TBN/7 Chiroe Uslandと1st QSOに成功しました。
それが契機でチリのIOTA DXpeditionを4~5年ほど楽しませていただきました。Marcoさんとの思い出は①SA-043 CE6TBN/7にドネーションしました。QSLカードはIT9EJW製です。私のコールサインが間違ってJR6RZMと印刷されたこと。②SA-095P XR4PI Pupuya Islandを企画支援しましたが、見事に島へ上陸できず失敗したこと。③SA-053 XR7W Wagar Islandの帰路で交通事故を起こされたこと。
④たくさんのメール交換の中での一番の思い出はチリの物価を教えてもらうために、自宅から仕事のオフィスまで交通費はHW?、会社での昼食の費用はHW?、たばこ1本当たりの価格はHW?の3つの質問に対し、昼食は母が作ってくれるので持参しゼロ、オフィスまでは6kmを歩いて往復するのでゼロ、たばこは健康のために吸わないのでコストはゼロという回答に大笑いしたことが印象に残っています。
チリは南北に長いのですが、高速道路(日本の高速道路とは異なり普通の道でハイウェイです)が発達しているのでPupuya Islandも手前の海岸までは簡単に安価でいけると言っていました。CE1TBN時代は日本企業に就職したと喜んでいました。
丁度、2年前に10数年ぶりにFacebook messenger経由で「CE1EWのコールでハムを楽しんでいます。これからIOTAサービスもやりますので」と元気そうにメッセージが届きました。
CE-IOTAの未交信リストも考えましたが、MarcoさんはPOTAなどの方へ進まれたようです。おそらく独身のままだったと思います。チリのIOTAペディションは我さき感が強く、張り合ったり喧嘩したりでMarcoさんも悩んでいたこともありました。
とても残念ですが、故人のご冥福をお祈りいたします。たくさんのIOTA DXpedition実行をありがとうございました。いろいろチリのことを教えてくださり勉強になりました。
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コメント
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これは驚きました。
来春予定されている CB0ZA のリーダーですので、影響が出そうですね。
CB0ZAを機会に、また、CEのIOTAに行ってくれそうだなと思っていた矢先に・・・。
R.I.P.
投稿: JO1CRA | 2023年11月17日 (金) 13時56分
Marcoさんは60代に乗るか乗らないかくらいの年齢と思います。いろいろな楽しい思い出、新しいIOTAにチャレンジする苦しい思い出をともにしました。優しい性格の素敵な人でした。
投稿: shu JN6RZM | 2023年11月17日 (金) 15時08分