JA1NLX吉田さんがご自身のブログにIOTA400を申請できそうだと頑張られている様子を掲載されておりました。吉田さんはこの夏にIOTAを申請され、いまではIOTA chasingを頑張られおられますアマチュア無線歴40年を超えられるOMです。3D2YAやFKへのペディションでも有名な方です。過去40年間のQSLカードを少し揺すぶれば1枚や2枚のIOTAカードが出てくるのではと冷やかしを言っておりますが、今ではIOTAをたいへん楽しんでおられます。
私のIOTA400アワード取得時には苦い思い出と心温まる支援をいただいた思い出がありますのでここに紹介させていただきます。
平成14年(2002年)の1月下旬にはIOTA合計が399まできていました。いつも早めに、かつ+アルファの数で申請するのですが、IOTA400アワードを合わせて取得したいためにぎりぎりまで粘り、1月28日(月)に届いたSA-091 CE7AOY/8により400達成ジャストにて29日(火)に会社の近くの福岡市役所郵便局にて送付しました。①申請書1枚、②54枚のQSLカード、③返信用封筒、④IOTAmemソフト搭載のフロッピィディスク、⑤返信料とIOTA400申請料の定額小為替2千円分です。
1月31日(金)に会社より戻るとOC-039 ZM8CWが届いていました。「あ-あ、401件だったのに残念」と思いました。翌日は11時より結婚式のため早めに就寝しました。
翌日2月1日(土)に部下の結婚式へ出かける準備をしていましたらRSGB IOTA checkpoint JAのJA9IFF/1中嶋さんからメールが届いていました。「送っていただきました54枚のうち、EU-136 9A0AがEU-170へクレジット変更のため、OC-240 P29VCRはOC-153 P29VHXがOC-240へクレジット変更のため重複」とのことで398件になるので3日(月)朝一番にRSGBへ結果報告するため至急追加カード等を知らせて欲しい」との内容でした。
中嶋さんへは「今から結婚式へ出かけるので戻ったら連絡する」と返信しました。結婚式へでかけましたが、内心「1日に届いたOC-039を加えて400-2+1=399件で日曜日は配達がないので、今日土曜日に1件来なければアウトだ」と思いました。まさに神頼みでした。
RSGB IOTAプログラムでは5年ごとに島の見直しを行い分割作業を実施されます。2000年5月に分割が実施されましたがペディ実施日、カード発行日がこの分割前に行われ申請が分割以降になったものです。EU-170は他のカードで申請したため、EU-136 9A0AはEU-170へ変更され重複、OC-240は既にOC-153にてクレジットを受けていたP29VHXが分割により自動的にOC-240へ変更され、その認識をしないままOC-240 P29VCRを申請してしまったことが原因です。これによりクレジット済みであったOC-153を失い、二重のがっかりであったことを思い出します。そのため、今では「島名」が最優先に取り扱われるのです。
話は2月1日(土)の結婚式に戻ります。16時頃に家に帰り着くなりポストを見ましたが郵便がありません。早良郵便局で一番最後の配達のため夕方になることは知っていましたが、自宅とポストを数回往復しました。17時を過ぎて暗くなるとIOTA400取得も暗くなるような気がしてしまいましたが、「あ-あ、だめか」と諦めていたところ、玄関口の廊下から前の道路を見ていました17時40分過ぎに赤いバイクにまたがった郵便局員を見つけました。神にも頼む気持ちで郵便ポストの内側を開けて外側から放り込まれる郵便物を待ちました。
私の部屋が近づくとドキドキしました。郵便が1通ありました。見事にSASE用の返信でした。ベルギーのON4QMからでした。思わず「やった!」と叫んでしまいました。もちろんその場で開封しました。なんとなんとOC-062並びにOC-094 FO0DEHの2枚が入っていました。まさに神頼みが効きすぎた2枚であり、ビックリしました。
中嶋さんへすぐに再返信メールを送りました。なんと400-2+1+2=401件と最初の申請から1件増加した401件の申請に変わってしまいました。中嶋さんからも了承をいただき数カ月後にはIOTA400アワードを手にすることができました。
1998年の1月の申請前のIOTAmemソフトの使い方などJA9IFF/1中嶋さんには沢山のIOTAに関することをお教えいただきました。質問の往復はがきや申請時の返信リストなどすべてファイルにいれて保存しております。青色の万年筆で書かれた女性っぽい字が特徴です。見直してみるとたいへん懐かしいです。いよいよ13回目の申請準備です。
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