YBの郵便事情2
2008年6月22日の当ブログの記事に表題の内容を掲載させていただきました。
https://jn6rzm.cocolog-nifty.com/iota/2008/06/yb_da00.html
YBへSASEを送る場合、GSはほとんど抜き取られるのでIRCを薦めていたが、このIRCも抜き取られるケースが増えているとの記事であります。
JA3UCO細川さんは随分以前よりOC-209 YC8TZRを未回収になっておられました。Talaud Island唯一の固定局で1997年頃はよく出ていました。QSLmgrはYB5NOFが担当していますが、確か途中からと思います。私は1998年1月4日に送って1月24日に回収するというYB-IOTAの大繁盛時期でありました。21260は毎晩のようにYB局のIOTAサービスが繰り返されていました。
細川さんからときどき相談を受けて、いろいろ調べているうちに本人のYC8TZRは亡くなってしまいました。YB5NOFへもチャレンジしましたが電子メールもなく、そのまま時が経過してしまいました。
本年1月にQSL回収に再燃された細川さんより再三の依頼をいただきました。詳しく調べてみましたら、YB5NOFと私が少し知っているAnton/YB5QZがかなり近い友人であることがわかりました。すぐにAntonへメールをいれると「任せなさい。私とJohn/YB5NOFは友人だ」と戻り、細川さんにSASEをAntonへ送ることになりました。2月初めに送付されました。
しかし、返事が無いので3月中旬に業を煮やした細川さんはメールを送られましたが、すぐにAntonより返事がきました。「何も届いていない」との回答でした。多分、中身をやられたと思いました。そして細川さんと話し合い、私に任せてもらい私はAntonへ事情を説明し彼の親戚の住所にSASEを送付させてもらえないかと、相談のメールを送りました。
すぐに、
Hi Shu san,
I though his airmail has been stolen, BTW pse tell him to send agn
those QSLs , No need IRC or green stamp just send QSL card and SASE only,
I will help him out to send return ASAP after get the card from John YB5NOF.
73 es Have a nice weekend.
de Anton san YB5QZ
と、戻ってきました。なんと危険なGSはもちろんですが、IRCも無しで送ってくれ、すぐにJohnからQSLカードを入手して送り返すお手伝いをしようとのことです。つまり、YBで初めてDXCCのオーナーロールを取ったばかりのAntonの判断として、盗まれることを理解しているんですね。しかし、ありがたいです。12年ほど焦げ付いたQSLをいよいよ回収する直前まできました。でもこれがYBの郵便事情の現状のようです。
そうしたのは私たち日本人の行為が原因かもしれません。GS、USDと言ってIRCより安いために法に不適切であることを知りながら送り続けたツケが東南アジアの各地で起こっているようです。ひょっとしたら抜き取られたのではなく、合法的に処分されたのかもしれませんね。そして、法に正当なIRCまで抜き取られて処分されるようになったのでしょう。困ったことです。
Antonのこの親切は、私とOC-269 YE6Pへのドネーションに繋がります。そのリーダーであるKardi/YB1TCとやり取りする中で12名のメンバーの中にAnton/YB5QZがいました。また、そのドネーターの中に細川さんもいたんです。間接的ではありますが、素晴らしい関係が5年たった今、甦ろうとしています。細川さんのOC-209 YC8TZRのQSLカードが戻ることを祈っていまから一杯飲みます。情報提供の細川さん、本当にありがとうございました。200%戻ると確信しています。長い12年でした。
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