東日本大震災渦中の中からのお便り from JA7MGP
仙台市若林区にお住まいのIOTAチェイシングを楽しまれています佐々木さんJA7MGPより
メールをいただきました。
実は東日本大震災のあった3月11日は有休をとっていましたが佐々木さんからIOTAの
質問をいただいていました。午前中にメールを2往復させていました。
夕方になるとテレビの周りが騒ぎだし、東北地方で大地震があり大津波に襲われたと
ニュースが飛び込んでいました。当日には仙台市若林区の海岸で200から300の遺体
が見つかったとアナウンスし、同じ若林区にお住まいの狩野さんJE7JISともどもに心配
しました。
佐々木さんのメールの要約は次の通りです。
1.3月11日から余震が3分間隔くらいで震度3から5くらい続いた。その夜は車に泊った。
2.同じ区の荒浜は全壊状態でしたが、佐々木さん宅と荒浜の間に仙台東部道路が南北
にあるため、ここで津波が弱まったようだ。道路がなければ自宅は崩壊しただろう。
3.それでも床下まで海水がきて泥水の清掃にたいへん苦労し体中が痛い。
4.ビームアンテナの21MHzと28MHzの計8エレメント中、3エレメントが曲がってしまった。
7MHzロータリーダイポールの一部が破損した。
5.M9の地震でテレビとパソコンが机から落ち故障した。
6.地震以来、10日間車中生活であった。精神的、肉体的にも限界だった。ライフラインの
回復で自宅に戻れた。
7.浄化設備破損により大きい方は市が準備した簡易トイレ、小さい方は自宅。風呂は使えずシャワーのみ。洗濯水は庭に撒くようにとの指示。
8.ガソリンは不足中の不足。午後2時にGSに並び翌日朝7時までかかりマイナス4度の中でようやく20リッター手に入れた。しかし、4日ほどでなくなりそう。
9.地震から3日目位に福岡に本社がありますホットモットが支援に来まして、震災以来初めて暖かいシチュウを食事することができ感謝、感謝の一言につきます。
10.KL7RRCにドネイションを1000円にてお願いします
FROM JA7MGP 佐々木 利行
(平成23年3月27日午後10時45分受信)
最後のドネーションにはビックリですが、原文はもっと激しく感じました。でも助かってよかったです。最後のドネーションはIOTAチェイサーの根性を感じました。まだたいへんな状況ですが、気持ちの支えとして1000円寄付を申し出てこられたようです。感謝
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