QSLマネジャ引き継ぎの問題点について
新しくIOTAを始められた局から、10年前20年前のQSLカード回収に関して相談を受けた経験があります。運よく新しいマネジャに引き継がれたり、ログやQSLカード自体が無くなってしまったものなど種々様々です。そのような中で最近起きた事例を紹介し問題定義したいと思います。個人情報保護のために固有名詞は主だったものを除いて伏せさせていただきます。
今年の3月末にJA7エリアの友人から数年前に実施されたVK-IOTAのQSLカード回収ができていない。2回のSASEと3回のメールに全く返事がないのでサポートしていただけないかとの依頼をいただきました。私も長年お付き合いしている局でしたのですぐにメールを送りました。
10日ほど経過して返信がありませんでした。おかしいと思い、そのマネジャの友人もよく存じ上げていましたので、4月に入りJA7の友人のQSLカード回収支援のお手伝いをメールでお願いしました。1週間ほどで回答が戻りました。要約すると次の通りです。
本来のQSLマネジャは今、QSLを発行できる状態ではありません。どうしても発行して欲しいと言われるならば私が作成してお送りしますと返事をいただきました。文面からは本来のQSLマネジャがどうも健康を害しているように感じました。さらにQSLの代筆に関しましてRSGB IOTA CP JAのJA9IFF中嶋さんへ相談しました。
すぐに次の回答を中嶋さんよりいただきました。ただし、固有名詞を私の方で書き換えています。ご了承ください。
「認められる条件としては、以下の3点があります。
1) 本来のQSLマネジャのログを引き継ぎ手が全て保有していること
2) 引き継ぎ手がQSLマネージャとして、全QSOのカード発行を行うこと
3) 引き継ぎ手がQSLマネージャになったことを広報すること
これらを満たせば、大丈夫なはずです。」
結構厳しい条件と最初の相談者であるJA7のOMさんの回答でした。しかし、これがIOTAルールを厳粛に守る方法であると納得しました。逆に素晴らしいと思いました。
この実際の事例としては3)の広報ではないと思われます。本来のマネジャの健康状態がなかなか出したがらない点ではないかと思います。
引き継ぎ手になるか否か不明ではありますが、上記の3つの件を相談するメールを送ったところです。本来のQSLマネジャは過去に10件ほどのペディションを行い、QSLマネジャも継続されています。近いうちに回答が戻ると思われます。
続いて事例の2です。
2年前に発行されましたNusantara Awardを楽しんでおります。その中で私はOC-109 Natuna Selatan Islandを、1997年10月にOC-109 Midai Island YC5XIPと交信しQSLカードをI1WFFより回収しました。さらに、1998年10月にOC-109 Serasan Island YC5XIPと交信しましたが、こちらはOC-109は2枚いらないと請求しませんでした。
ところがNusantara Awardでは別カウントになりますので、一昨年12月より回収へはいりましたが、I1WFFより音沙汰がありません。昨年、イタリアの友人に手伝っていただき、自宅へ連絡してもらいました。「奥様が出てこられて、病床にあり」との回答でした。
残念ながら、これ以上踏み込むことは失礼になると考え、この分の回収をOC-106 Sedanau Island YC5XIPと合わせて断念することにしました。I1WFFはIOTA HonourRollにも掲載されている局です。諦めざるをえません。
この二つの事例を紹介しましたが、QSLingの相続対策も必要なのかも知れません。多くのQSLカードを抱えるQSLマネジャは万が一を考えていただき、Next対策をあらかじめ指名されるとありがたいと考えます。
なお、余計なことかも知れませんが、日本人男性の平均寿命は79.9歳で世界第4位だそうです。さらに手前に「健康寿命」という自立し、健康に生活できる期間があるそうです。それは男性が70.4歳だそうです。つまり、65歳まで働き、5年後には動けなくなり、80歳までになくなるのが日本人男性の平均だそうです。私たちも老後をしっかり考えなければいけません。
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