海外送金の変遷とPayPalアカウント取得のおすすめ
現在ではアマチュア無線でQSLカード回収にPayPalを使うのは当たり前の時代になってしまいました。海外から物品購入時にも多くの方が使われるようになりました。
1997年5月に日本語版IOTA Directoryを購入してIOTAチェイシングを楽しむようになりましたが、その3か月後にDirectoryにIOTAmemというソフトが10USDで購入できるとのことで、当時CP JA担当のイギリスに住むG3ALI Rayさん(故人)に郵送で送った記憶があります。
これにはオチがありコールサインを付記せずに送ったため、Rayさんからコールサインを書いたメモと1USDを送れと封書が届きました。1USDはこの封書の郵送代でした。当時はまだメールも使わない時代でした。メールを使ったのは2000年11月からです。
メールを使ってQRZ.comで見つけたNA/EUの固定局とのSkedなどで2004年にはIOTA500を超えるになっていました。少しずつ数を増やすことが厳しくなっていました。そのようなときにYB9BU Kadekさんと知り合い、意気投合してしまいました。
かれはインドネシアのIOTA推進の功労者でもあります。マネジャ業務も多くのYB-IOTAペディションのQSLingを引き受け、当時はスピーディかつ確実にQSLカードを発行していました。ペディションもやっていました。調べてみると当時はYB-IOTAを34をクレジットしていました。
マップを調べている中で、ジャワ島から近いOC-217 Kangean Islandが物凄く欲しくなりました。YB9BUへ相談し、1万円をドネーションすることにしました。これがその時にJE2QYZ山下さんから教えていただいた「国際送金為替」です。
2004年6月29日に郵便局から10,934円/100USDを送っています。1USD=109.34円のレートでした。さらに1,000円の送金手数料がかかっています。YB9BUのQTHに直送すると紛失する可能性があると思いこみYB9BUの奥様の実家の住所にしました。
送金目的を「インドネシアに住む友人からの書籍購入代金として」と書き加えています。
このドネーションにより2005年3月にYB9BUのグループがOC-268 YB7MとYB3MMのグループがOC-217 YE3Kへのペディションを実施してくれました。
以後、このお話が伝わり日本全国のIOTA愛好家よりドネーション支援をしたいとの申し出が続出しました。それぞれが国際送金為替で1000円の送料負担を回避するために私のところに送金していただくことになりました。以来、50~60件のIOTA支援を実施することになりました。
なお、2006年4月1日から国際送金為替の取り扱い料金が1,000円から2,500円に値上げされました。この手数料はすべて私が個人負担していましたが、2006年5月10日にOC-269 YE7PとOC-161 YE6Nの2通を手数料2000円のつもりが5000円を請求され驚いた記憶があります。
また、2007年5月に実施されましたOC-189 3D2RIはウクライナのチームであったため、国際送金為替が使えず三菱UFJ銀行へ手続きへ行きました。これまたウクライナ銀行へ直接送金できず、ニューヨーク銀行経由での手続きになりました。そのため2倍の7000円の手数料がかかりました。
1円でも多く支援したいとの気持ちでありましたので、手数料はすべて自己負担でした。当時はお金があったんですね。(笑い) しかし、そのことがJA IOTA chaser有志の皆さんの信頼を得たと思いました。QSLカードもvia JN6RZMですべて送っていただき、私から個別に転送しました。
2007年11月にHA1AG ZoliさんへSA-018 XR7AとSA-053 XR7Wのドネーション支援からPayPalを導入した記録がメールに残っています。
私はPayPalのウエブでPayPalアカウントを取ったのでしょう。ところがHA1AGへはメールアドレスを聞いて、それに直接送っています。400USDを送ったようで、冷や冷やしながらやっておらず、試してみようという心意気がありました。
HA1AGのメールアドレスに私のPayPal送金メールが届き、彼がメールを開くと指示に従って入金の処理をするとともにPayPalアカウントらしきものができて彼の銀行口座に入金されたという経歴の内容になっていました。現在とはかなり変化したようです。
このころは手数料がどのように引かれているかなどを確認せず強引(?)に強い気持ちで送金したようです。皆様からお預かりしたお金を手荒に扱ったようでいま考えると冷や汗ものです。しかし、国際送金為替の手数料2,500円の削減は間違いありませんでした。
手数料4%などを送金側から差し引くのではなく、受金側の金額から差し引くことは数か月後に知りました。
そのため、JA有志から私へのドネーション送金にPayPalを使うことを遠慮してもらっていました。つまり、受金者負担であったためです。しかし、ドネーション収支報告書上で、引かれる4%等の処理を「手数料支払い」の科目を立てることで受け入れることにしました。
この様な経験をさせていただきましたので、YB9BUによるOC-157 YB8VのQSLカード発行ができなかったためにYB8XMにお願いしてPayPalアカウント取得やOQRSの導入によるOC-157 YB8Vカード発行やYB8RW DinさんへもPayPalアカウント取得、OQRS利用もご指導させていただきました。
私も当初はOQRSを使ってQSLマネジャに返信用封筒まで作らせることに抵抗があったのですが、時代の潮流で最低でもPayPalアカウントを持つことは常識になったと思うようになりました。
QSLカードのやり取り、アワードの申請手数料、ペディションドネーションの支払い、アマチュア無線機器の海外からの購入、IOTA DirectoryのRSGBからの購入などの無線関係のみならず、今後はいろいろな物品購入やサービスの対価支払にPayPalアカウントは必須になります。便利で安くなったものです。
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