メールアドレスをシンプルにして海外局にも伝えやすくしましょう
2002年秋に会社から貸与されたメールアドレスで当時NA-019 Kodiak Islandに住むKL7QK NedさんへSkedの依頼を恐る恐る送り、数日後に会社のパソコンに返事が戻り、初めての海外からのメール返信が物凄く嬉しくて舞い上がった記憶があります。
当時は公私混同のルール違反のメール使用でした。しかし、郵便で送ると110円かかり、往復では220円かかり日数も早くて2週間は要する時代から情報伝達と回収が数日で完成する時代に抜け出せると体感しました。もちろんNA-019 KL7QKとの交信にも成功しました。
その後、個人のメールを取得し、間もなく現在のアドレスになり十数年が経過しました。当初のプロバイダー料金が月額5,000円くらいかかっていました。コスト回収の原則として、5,000円÷110円=約46通のメールを毎月送付すれば元は取れると考え、海外へのメール発信の定型化をはかり実行しました。
毎週土曜日早朝に配信される425DXnewsは重要な情報源であり、土曜日の朝にNew IOTAをチェックし、Sked要望のメールひな形を作り、数か所を補正して送信するパターンを毎週繰り返し続けました。感覚的に当初数年は50%くらいの返信率であったようです。現在は80%くらいの感覚です。
1週間では46通÷4週=10通超、一日一通超と考えて、下手ではありますがメール魔になりきりました。現在でも同じ感覚です。当然、英語による情報伝達力は高まってきました。これは才能ではなく、馬、鹿のように毎日1通を発信し続ける意識だと思います。
そのようななかで最近、特にに感じますのがメールアドレスが長かったり、発信者名が感じのままだったり、暗号のようなアドレスだったり、国際化の必要性とハンドルの重要性です。
私はNiftyを使用していますが、メールアドレスをjn6rzm@nifty.comとシンプルに「コールサイン@プロバイダ名.com」にして覚えやすいアドレスにしています。相手がPY0Fからオンジエアしているときにその局がXYLと連絡が取りたいので手伝って欲しいとメールが届いたことがありました。
私の電波は簡単にはPY0Fに届きませんでしたが、島にいた友人が私のメールアドレスを思い起こしてブラジル本土のXYLへつないだ経験があります。他にもIOTAペディションへ行かれた局から幾度となくメールをもらったことがあります。シンプルイズザベストです。
自分自身のメールアドレスはシンプルで覚えやすい、思い起こしやすい構成にしておくことが大切と思います。jn6rzm@jarl.comも良いです。昔は使っていましたが、3日ほど家をあけて戻った時にメールが400通くらい届き、不要メールの処理もできなかったのでやめました。
メールアドレスのボックスに友人のアドレスを登録していますが、必ずJN6RZM/Shuという構成で保存しています。Skedを組んだり、QSLカードを回収する支援をする場合、友人の数も増えてくるとハンドルが分からなくなったり、間違いもでます。ここで、コールサイン+ハンドルの管理をしています。
Phoneで海外局と交信するときはハンドルを伝えることが多い感覚と同じで、ハンドルがわかると安心感というか親しみが湧いてきます。これをメールでも努めて行うことはたいへん重要と思います。
そして、いただいたメールの「発信人」を拝見すると「山田太郎」「Yamada」「Taro Yamamda」或いは「JN6RZM」となっているケースがとても多いと思います。漢字のまま、海外局へメールされているのではないかと思います。台湾や中国ならば理解されるかもしれませんね。
ぜひメールアドレス自体並びに発信元名の国際化を図ることをお勧めします。並びにハンドルをメッセージに入れられると国際化しやすいと思います。ご参考に私の場合はメッセージの末尾に「Shu JN6RZM」と入れています。国内の比較的新しい局へは「Shu JN6RZM 山本修二」とタイプしております。
もちろん、個人の自由ですが、1IOTAでも、1回の小さなチャンスも逃さず、得られる環境づくりは必要ではないかと思いますのでご紹介しました。
メールアドレスの構成とハンドル表記はたいへん重要です。
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