IOTA申請の傾向を掴む
IOTA-R0 Wanted listを2015年の夏に作成し2016年、2017年と更新を続けましたが、IOTA申請の傾向を掴む面白い情報を見つけることができましたのでご紹介をします。
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28 AS-082 R0Q Laptev Sea Coast Centre group 18.7% 18.0% 9.7%
1 R3RRC/0(Aug 15) via RZ3EC Bursneva Island
-------------------------------------2017 2016 2015
46 AS-203 R0X Shelikhova Bay Group 8.1% 6.5% 0.0%
1 RT9K/0(Sep 15) via RX9KM Dobrzhanshogo Island
2 UA0ZC/P(Sep 15) via UA0ZC Dobrzhanshogo Island
IOTA-R0は46件のIOTA件数ですが、28番目のAS-082は2015年8月にR3RRC/0のコールサインでBursneva IslandよりQRVしサービスされました。その時点でのIOTAクレジット率は9.7%でした。翌2016年(1月末)では18.0%へ跳ね上がり、そして2017年には18.7%となりました。
一方46番目のAS-203は2014年7月に分割により新しく誕生したIOTAです。UA9KDF Igorさんをリーダーに2015年9月に実施されました。当然に2015年クレジットは0%、そして2016年は6.5%、2017年は8.1%と増加しています。
では実数はどのように変化しているかを調べてみます。
JA9IFF IOTA CP JAのウエブからのデータを使用します。
2015 JA 140 WW 1434
2016 JA 154 WW 1424
2017 JA 173 WW 1543 2015年から2017年までのIOTA申請者の数はJAと世界(WW)です。このWWを分母として分子を算出すれば実数となります。
AS-082 2017 2016 2015 2017-2015=150
289 256 139
AS-203 2017 2016 2015 2017-2015=125
125 93 0
と、いう結果になりました。AS-082は私は10月7日にQSLカードを受領しています。2016年1月末と2017年1月末の2回の申請締日を通過して150名の申請増の結果となっています。はっきり言って少なすぎるでしょう。
さらにAS-203も新IOTAとして誕生し、約1年後にペディションが行われ2016年1月締めに間に合わない局もいましたが、2017年1月も含め125名とあまりにも新IOTAとしては低すぎると思います。
ちなみにClub LogのQSO数は、AS-082 4,395 QSOs、AS-203 6,973 QSOs+2,254 QSOs (UA0ZC/P分)です。何のために大人数でペディションへ行って、大きなコストをかけて重いものを運んで、とても寒いところへ行っているのかわかりませんね。
申請料が高いとも考えられます。Club Log QSO Matchesによりハード的には簡単に申請できる環境整備ができつつありますので、より多くの局が毎年、気軽に申請できるようコストを含めた検討が必要の様に思えてならない数字結果となりました。
データ値は少し違っていても掲載結果には大きな影響はありません。
以前にも書きましたが、私のアパマンアンテナでは年間数件の実績です。IOTA700に達成しましたので今後は5年に1回の申請を考えています。
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