IOTAクレジット率から実数を算出して検証してみました
今年に入りIOTA番号の後ろに「P」が付いたProvisional IOTA(仮番号IOTA)からの運用が少ないように感じています。そこで、最近のProvisional IOTAから運用された分のIOTAクレジット率からIOTA申請者を算出し、そのペディションの効果を検証してみました。
JA9IFF中嶋さんのウエブから2017年1月末のIOTA申請者総数を1,543局としました。その総数にクレジット率をかけた数字をそれぞれのIOTA申請者数としました。1月末のみの締めだけでなく、期中でも申請があれば変化しますが大きくは動きません。
----------------運用年月/QSO数 Credit% 申請者
AF-109 SU8N May 2013 & June 2014 13.0% 201
AS-200 14件(JA5) ------------------ 18.3% 282
AS-201 8件(YO) ------------------- 14.2% 219
AS-202 A91HI Apr 2016/23100QSOs 3.2% 49
AS-203 RT9K/0他 Sep 2015/7000QSOs 8.1% 125
EU-189 MM0RAI/P他------------------ 9.7% 150
EU-191 EM5F他 ------------------- 13.5% 208
NA-248 VY0M Aug 2015/4500QSOs 12.7% 196
NA-247 PJ7PK Oct 2014/2165QSOs 8.7% 134
OC-286 ZL9A Jan 2016/8647QSOs 2.2% 34
OC-294 VK6ISL Sep 2014/9323QSOs 16.7% 258
OC-296 T88GI他 Mar 2015/3708QSOs 11.1% 171
(IOTA申請局総数 1,543)
ここ3年くらいで実施されたペディションの中でProvisinal IOTAから実施されたものです。
Provisional IOTAからの初回運用は1,000 QSOsではなく、1,000局以上と交信したログをIOTA Ltd(RSGB IOTA Committee)へ提出するルールになっています。AS-202の申請者49局、OC-286の34局は異常ではないかと思えるほど少ないことが分かります。
IOTAルールの1,000局以上はDXCCをメインとしている局が大半を占めているということでしょうか。それとも多くのIOTAチェイサーがQSLカードを入手できない、もしくは入手しても申請していないということなどが考えられます。2.2%が計算ミスとも考えられます。
いずれにせよ、ZL9Aなどの運用は9,000 QSOsに迫る数字なのにわずか34局しかIOTAクレジットを受けていないもしくは申請されていないというのはとても不思議です。どこかに間違いがあるように思います。この数字のままでしたらとてもIOTAサービスとは言えないでしょう。
それにしてもIOTA申請者の母体である1,543局もまだまだ少ないと思います。IOTAペディションが特殊なイベントのままですね。とても人気があるプログラムとは言えないかもしれません。他の分でも200前後のクレジット数です。
IOTAブログのためにも34名や49名のクレジット数であってはならないと思います。
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