IOTAランクリスト2018からの分析
2016年3月号のCQ誌に「小さな設備でも楽しめるIOTAの魅力」のタイトルにて記事を掲載させていただきました中に19年間のIOTA申請数グラフを掲載しています。
1998年1月から2016年1月までの19回の申請数推移です。170件で出発し、順調に数を2007年の600到達までは右肩上がりで伸び続けました。実際には当初98から04年は年40から60件くらい増え、05年過ぎから年20件程度でした。俗にいう「数追いの時代」でした。
2008年以降は右肩上がりのこう配も年10件台、2010年台は10件未満に落ち込みました。その結果、IOTA600からIOTA700に到達するのに9年かかってしまいました。
この19年間では、①電子メールの利用、②Skedを組む、③ブログの利用、④ドネーションサポート、⑤Skypeの利用、⑥PayPalの利用、⑦Facebookの利用などと独自の工夫を行い海外のペディショナーを動かすことなどで楽しみました。「成長期から衰退期」です。
そのおかげで国内外のIOTAの仲間をたくさん作ることができました。
さて、今後はどうなるか。IC-7400 100ワット機と4階ベランダから振り出したAPA-4は変えない、いえ変えられないと思います。この先のIOTA750やIOTA800は10年から20年はかかると考えています。
2018年のJA分IOTAリストの抜粋で「JAのトップ10プラスJN6RZM」です。JA9IFF中嶋さんのウエブから抜粋しました。
2014年から2018年のIOTA累計の申請数トップテンです。私JN6RZMとは300余りの差があります。追いつくことは完全にホールドアップですが、ベストテンのIOTA1000を超えられる皆様にも数追いとしては衰退期で同じ傾向であることが分かります。毎年二けた増は厳しいです。
現時点のIOTA数は実働1,124とProvisionalの42件、計1,166件です。さらに2018年の世界トップスコアは9A2AAとI2YDXの1,119件です。実働1,124の99.6%、マイナス5件という凄さです。実働総数のわずか5件しか残していません。
この辺のスコアの局はProvisional42件の運用を強く心待ちであることもわかります。
トップテンの数字比較は外との比較になりますが、内での比較として私個人の大陸別年次リストにて比較分析できます。アパマンハムの場合は「近場が多い」という傾向になります。そのため、数が多く頻繁にQRVのあるIOTA Oceaniaが宝の山と言えます。IOTA Asiaの東部も同様と言えます。ここがどうかを見てみます。
IOTA Oceaniaは実働287件、Provisional 7件の計294件です。私の場合、Oceaniaのみよく飛ぶためか273件です。実働に対して残り14件しか残っていません。そのため、IOTA750や800はとても厳しい状況と判断しています。近場はほとんど残っておらず、遠くは聞こえない飛ばないの日々を過ごしています。
さらに分析しますと残りのOceaniaには上陸禁止、無線の運用ができない島がたくさん残っています。つまり、何年も待ち続けてもIOTAや無線運用の理解を得られなければ永遠にポイントを挙げることはできないと思います。
まもなく始まりますVE3LYCのOC-168やOC-179、DU1UDのOC-105など共に20年、25年単位で運用される近辺のIOTA運用はとても大切にしなければならないことが分かります。これから20年、25年後に健康でおられるかという大きな問題も考えなければいけません。
VE3LYCも超レアのIOTAオセアニアをいつまで回ってくれるかわかりません。4月22日からその貴重な運用がスタートします。皆さん頑張ってください。
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