OC-265 VK5MAV/9 Cato Reef by GDXF supporting
2018年4月9日から18日の予定で表題のCato Reefプランが実施されます。この朝にFacebookにVK5MAVよりGDXFからドネーション支援決定のアナウンスがされました。すぐにウエブを確認しました。
私も数年前にYB-IOTA支援時に代理で申請しお手伝いしたことが数回あります。当ブログではIREFからも当プランへ支援決定をお伝えしました。
これらの支援申請はウエブで簡単に行えるようになっています。申請後は一定の条件に基づき審査されます。一般的にはIOTAクレジット率です。例えばIOTA LtdではレアIOTAを20%未満と設定し、この分のIOTA運用に関してはIOTA Validation Teamがメールにより審査を実施します。
前述のIREFは世界中からの寄付を資金としています。GDXFはドイツのGDXF会員の会費が原資です。昔話になりますが、GDXFのやり方に賛同してJARLに数回提案したことがありました。もちろん、相手にされませんでした。(笑い)
わずかな費用の会費の集約でDXやIOTA運用の支援を行うという考えに賛同して日本にもあったら良いと思い提案してみました。
ペディショナーの立場から考えてみましょう。もちろん、自己資金ですべて賄えればそれで済むのですが、訪問先の島の状況はそれぞれ異なります。航空運賃もLCCなどの発達で随分と安くなっているように思います。定期船のある島も多いですが、半分はないという感覚でしょう。やはり船のチャーター料がそのコストに影響するようです。
電源が無い場合は発電機や地元での燃料購入費用などがかかるでしょう。水質が悪いところなどもあり食料品や飲料水など次々にコストが加算されるケースもあると思います。
OC-265 Cato Reefは前にも書きました通り、2000年代初め、PA3EXX JohanさんがVK4WWIのコールを使用し、多くのVK-IOTAを4~5年ほど回ってくれました。すべて自己資金で行ったか否か不明ですが、大きなグループから支援をもらっていたかもしれません。
その後、PA3EXXはVE3LYCと組んで南米などのIOTAサービスを行いました。その後は動かなくなりました。移動運用に満足してしまったのでしょうか。
私がJA Friendsとご一緒に支援しましたKL7RRCのN3QQ Yuriさんも5年くらい続きましたがその後は仕事多忙や支援の関係で止まってしまいました。G3KHZ DerekさんとSM6CVX HansさんもP29-IOTAを毎年ごとにやはり5年ほど続きました。近年は単発です。
いろいろな話をお聞きし、自分自身に置き換えてみますとレアIOTAは一概に言えませんが30万円を超えると思います。このあたりの金額が個人で賄える限界ではないかと思います。これを超えるとやはり補助が欲しいでしょう。毎年30万円を続けると数年で島への移動運用は止まってしまうと思います。
島へ行って、またこの費用、さらに追加費用というのが続々と出てくると、世界中のIOTAファンにサービスしたいという崇高な気持ちも萎むと思います。それを支えるのが個人のドネーションと思って可能な限り続けています。
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