OC-174 DU1IST/9 Bongao Island Tawi Tawi group QSLカード
2018年9月に運用されましたJF1IST藤原さんによる表題の運用に関しまして、QSLカードが届き始めています。この件に関しまして、JA9IFF中嶋さんより当ブログの9月15日の記事にたいせつなコメントをいただいていますので、コピーしてここに転載します。
「2018年9月15日のコメント(IOTA CP JA 中嶋さんより)
間下さんには、島名「Bongao Is.」を印刷する様にお願いしましたら、裏面のQSOデータに追加するとのご回答がありましたので、実際に発行されれば、クレジットは「Bongao Is.」をプルダウンリストから選択しないと受付けられないはずです。 K3EST/VE3LYCのValidation Teamもこの件を認識していています。」
間下さんとはQSLmgrのJA1HGY局です。OC-174 DU1IST/9にてクレジットを受けられる予定の方はご留意ください。なお、12月にも再運用するとのアナウンスが一度ありました。
私は未交信でしたのでQSLカードをいただいておりません。どなたか参考でデータ欄のコピーをお送りください。ご協力をお願いします。
【追記1】
なぜ最初からTawi Tawi Islandではなく、Bongao Islandで表現できなかったかを調べてみました。
まず、1997年版IOTA DirectoryのOC-174を確認してみます。
OC-174 DU8 e. TAWI TAWI GROUP (include SIBUTU, SIMUNUL etc)とあります。
当時はIOTAルールに、QSLカードに「Island name」の掲載が必須ではありませんでした。Tawi Tawi group全部、SIBUTU Island, SIMUNUL Islandを含むとかなり大雑把な区分です。マップで確認します。
この島群全部がTawi Tawi groupです。含むSibutu IslandとSimunul Islandという表現です。ちなみにTawi Tawi Islandも実際に存在します。地図の通りです。ただし、IOTA Directoryには無しでした。2001年1月1日交信分からQSLカードに島名記載が必要になるルールに変わりましたが、2002年に実施されましたOC-174 DU8ARKの運用はTawi Tawi Grにてクレジットが受け付けられました。
私もこのカードでクレジットを受けるときにOC-174 Tawi Tawi Gr.とグループでしたので、心配しましたが無事に通過しました。「Tawi Twai」の記載があるためにTawi Tawi Islandと読み替えられたのでしょうか。2002年発行のIOTA DirectoryのOC-174を確認しますとさらに面白いです。

OC-174 DU8 f.TAWI TAWI GROUP (=Baliungan, Basbas, Bilatan, Bintoulan, Kang Tipayan Dakula & Diki, Kinapusan, Manuk Manka, Sanga Sanga, Sibutu, Simunul, South Ubian, Sugbai, Tabawan, Tandubatu, Tawi Tawi, Tumbagaan, Tumindao) (Note: not islands qualifying for OC-119)
2002年版にて19の島名で整備されました。ところがタイトルの「Bongao」は入っていません。
そして、最新の2018年版IOTA DirectoryのOC-174です。
OC-174DU8f.TAWI TAWI GROUP (=Baliungan, Basbas, Bilatan, Bintoulan, Bongao, Kang Tipayan Dakula & Diki, Kinapusan, Manuk Manka, Sanga Sanga, Sibutu, Simunul, South Ubian, Sugbai, Tabawan, Tandubatu, Tawi Tawi, Tumbagaan, Tumindao) (Note: not islands qualifying for OC-119)「Bongao」が見事に追加されていました。再度マップを確認してみましょう。
上記のマップではTawi Tawi Islandにくっついているようですが、拡大しますと、Sanga Sanga Island、そしてBongao Islandと見事に200m以上離れて存在しています。なお、現在は橋が架かっています。この20年弱の変遷の中で整理、整備されてきたことが分かります。今回はJA9IFF中嶋さんがTawi Tawi Islandではなく、Bongao Islandであることを気づかれて対応されたものでしょう。
【追記2】
追記1を作っている間にたくさんの皆様からDU1IST/9のデータ面をいただきました。本当にありがとうございます。
見事に「Bongao, Tawi Tawi I.」と記載してありました。これで大丈夫です。より正確にはBongao IslandとTawi Tawi Islandは別々の島であることを上記で説明しましたので、「Bongao, Tawi Tawi gr」もしくは「Bongao Island」のみが良いかもしれません。
IOTA DirectoryはIOTAチェイシングのためのとても大切なツールであることが分かります。
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30日経たないと入力できないとのことで、未入力でした。
情報ありがとうございます。
投稿: JH1OCC | 2018年9月25日 (火) 12時46分
QTHとしてBongao、Tawi Tawi I.(=Island)と記載されており、Tawi Tawi IslandsでもTawi Tawi Groupでもありません。
Bongao, Tawi Tawi で検索してみました。Wikipediaによれば、Bongaoは正式にはMunicipality of BongaoでTawi Tawi Provinceの首都であり、Bongao島、Sanga Sanga島、Pababag島 と Tawi Tawi島西端部分とで構成されており、中心地はBongao島にあると書かれています。
正確なQTHがどこだったかなのですが、実際にTawi Tawi島だったこともありかと思っているところです。
30日以内では入力不可とのことで未登録(登録失敗)ですが、選択肢にTawi Tawiもありました。
投稿: JA4-4665/1 | 2018年9月25日 (火) 20時11分
正確には「Bongao Island」、もしくは「Bongao Island Tawi Tawi gr」が正解と思います。表面にTawi Tawi Islandと既に印刷されていたためにBongao、Tawi Tawi I.(=Island)と表記されたのかもしれません。
Tawi Tawi Islandは実際に存在し、Bongao Islandも存在します。Tawi Tawi Islands(諸島)の表現はありませんでした。同様にTawi Tawi group(gr)も正式にはありませんが、IOTA Directory上での表現として使われています。
もちろん、IOTAウエブ申請時にはBongaoにて入力していただきます。Tawi TawiもTawi Tawi Islandが実際に存在していますので運用があれば入力できます。
しつこくなりましてすみません。
投稿: JN6RZM Shu | 2018年9月25日 (火) 20時45分
最初に発行されたカードには「Bongao, Tawi Tawi I.」となっていましたが、間下さんにお願いして今後発行されるカードには「Bongao I., Tawi Tawi Is.」又は「Bongao I., Tawi Tawi Group」としてもらえる様にお願いしました。
クレジット入力時には「Bongao Island」を選択して下さい。
投稿: JA9IFF Jim | 2018年9月26日 (水) 17時18分
実際の運用地を藤原さんに確認し、「Bongao Island」である事を確認済です。
投稿: JA9IFF Jim | 2018年9月26日 (水) 17時23分
了解しました。ありがとうございます。
12月にも運用する可能性ありとありましたのでまた探してみます。ライフルを持った兵隊さんの護衛付きですから、まだまだ危険なエリアのようです。DU1UD Dindoにも伝えました。OC-105 DX8MAP Mapion Island運用につながればありがたいのですがどうなりますやら。
投稿: JN6RZM Shu | 2018年9月26日 (水) 17時30分