Cancelled SA-100P 3G1DX Pajaros Rocksに関するご報告
IT9YRE、HA1AG等による表題のSA-100P 3G1DXのプランは残念ながら本日中止とDX-World.netに発表されました。
詳細はDX-World.netに記載されていますがチリ海軍からの上陸許可が得られなかったとあります。
SA-100Pに関しましてご報告があります。本年2019年7月20日にメンバーのHA1AG Zoliさんからメールをいただき、SA-100Pのプランに対するJAからの支援の可能性を求めて来られました。HA1AG Zoliさん関係では、私がJAグループの窓口となりドネーションギャザリングとQSLカード一括回収と配信の支援を過去に2度ほど行いました。
1回目が2006年4月のSA-095 XR4PI Pupuya Island(上陸失敗)を支援しました。2回目が2008年2月の①SA-018 XR4C Chiloe Islandと②SA-053 XR7W Wagar Islandです。
久しぶりの依頼でした。残念ながら近年の2017-2018年にRT9K/9におけるドネーションギャザリング後の対応を失敗し、JAドナーの信頼を無くしたこと。さらに、PayPal送金の普及、OQRSによる直接対応の発達により、旧来のやり方が古くなったことを理由に個人的に判断しお断りしました。ただし、詳細が決定し発表できる段階でJA各局にドネーション支援をお願いすることをお手伝いする約束をしました。
調べてみますと、4月29日にSA-100P CE1/IT9YREにて仮発表され、6月22日に詳細プランの発表をするとDX-World.netに記載されていましたが、時系列に並べてみますと、チリ海軍以外の面、特に資金調達などでうまくいかなかったのではないかと考えられます。部分的なドネーション依頼はあったでしょうが、全体的に発表がされないままでした。返金するとありますので若干不自然さを感じます。
その結果、「 According to the Chilean Navy it is our humble opinion that the activation of this IOTA Group will not occur in the next few years.」と、世界中のIOTAファンを巻き込むことなくSA-100P運用が萎んでしまいました。
【追記】
SA-100Pを少し調べてみました。
SA-100P Pajaros Rocksはチリ国の最北部であるCE1エリアに位置しています。訪問しづらいCE5エリアなどとは異なり本土側に国道も走っており対岸までは簡単に行ける場所と思います。
国道1号線から西側に徒歩数分で太平洋にでることができます。島までの距離は612mです。泳いでもいける距離です。しかしながら、太平洋側の島は北米大陸、南米大陸ともに地殻移動の関係でRockが多いようです。上陸がとてもたいへんなのです。この島も船からの上陸ができないようです。ヘリコプターによる交通手段が必要のようです。
近くのSA-095 Pupuya IslandはVE3LYC等が潜水服を身にまとって上陸しました。先月のNA-211 Tillamook Rockもヘリコプターによる移動です。Pupuyaの時はチリ海軍の許可の話しは皆無でした。中止決定は費用コストに対する資金不足もあったのではないかと想像します。
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