Chukotka 2020を調べてみました
「Chukotka 2020」は実はAS-207P R207RRC Kosa Dvukh Pilotov Islandのウエブのバーナーとお土産のマグネットに印刷されています。
http://r207rrc.ru/en/suvenirs-en
地理に詳しい方ならば「Ckukotka」=「Chukchi」と理解されると思います。少し詳細を調べるためネット検索してみました。
Chukchiはチュクチと発音するようです。ロシア、シベリア地方の最も東寄りのアメリカのアラスカと対峙しています。日本からは真北から北東の範囲くらいに位置しています。正式には「チュクチ自治管区」です。もう少し調べましたらChukotkaはチュコトカと発音し、「チュクチ自治管区」のことを指していました。これをマグネットに印刷していました。
この広い面積ですが、人口は5万人程度。生活はたいへん厳しい気象条件であり、医療設備も低く平均寿命も45歳とありました。トナカイの飼育や捕鯨が主な産業だそうです。アジア系ロシア人が多く暮らします。観光はほとんど発達していないようです。そのためIOTA DXベディション運用はとてもコストがかかると判断できます。
Chukchiには7つのIOTAに昨年6月22日に今回のAS-207Pが加わり8つのIOTAがあります。私がIOTAを始めた1997年ころは「こんな所からだれがIOTA運用をするのだろう」と諦め感がありました。ところがあれよあれよと20年間の長い時間をかけて2018年に7つ目のAS-065 RT65KIにてChukchi IOTAを完成することができました。UA3AKOのおかげです。ところがIOTAの面白いところでAS-207が誕生しました。
次にIOTA Directoryに掲載されています7つのChukchi-IOTA(R0K-IOTA) 運用リストAS-038、AS-174、AS-065、AS-071、AS-092、AS-061、AS-027の順で過去分を作成しました。「IOTA-R0 Wanted List 2018」の付属資料より転記します。黄色マーカーは私のクレジット分です。
私のは1974年に前のコールサインで受領しましたUA0KARを使用しました。過去には17回の運用がされています。
3つのコールですが、下二つは1番目のR0K参加者の個人コール使用による運用です。
同様にR71RRCは2017年にUA3AKO等により運用されました。
2012年のRI0K/Pを失敗しましたが、UA3AKO等によるRT92KAにて交信できました。
NA-150 KL7RRC/P Little Diomede IslandとAS-061 RI0K Big Diomede Islandとの同時運用が企画されました。
AS-027 は過去に17回運用されています。過去ログに記載があるかもしれません。
そして、今回のAS-207Pの誕生により2019年に動かなかったUA3AKO等が動いてくれました。UA3AKOはこのChukchiシリーズでは4回目になります。私はここぞと4回目のドネーションをお送りしました。JAからのたくさんの支援が続けば2021年以降も続く可能性は残ります。
それ以上にAS-207はまだProvisional IOTAのAS-207Pです。頑張って5大陸から1000局超へサービスしていただけると思います。
【追記】
IOTAを楽しまさせてくれたChukchi(R0K)のQSLカード紹介
①IOTA AS-038
まさにロシアの昔のQSLカードです。汎用QSLカードにゴム印を押したものです。この島名を見つけたところが「執念」です。IOTA番号は全くありません。1974年のものです。表のゴム印には「Island of AION」、裏のデータ面には手書きで「Ajon isl」と書いています。AS-038 Ayon Islandが正式の英語名です。
②IOTA AS-174
③IOTA AS-065
④IOTA AS-071
⑤IOTA AS-092
UA3AKO Victorさんとの関係を作ったQSLカードです。中嶋さんのCPチェックはこのQSLカードのコピーで裏面にしっかりとしたデータ記入とサインをいただきました。IOTA Awardが6月1日に廃止されるという発表があり、支援をVictorさんへ求めて5月28日にクレジットOKとIOTA700 Award取得がOKとなりました。その後、IOTA Award廃止は撤回されました。思い出のQSLカードです。
⑥IOTA AS-061
⑦IOTA AS-027
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