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2020年6月 1日 (月)

AS-206 Honshu's Coastal Islands EAST誕生の秘話(?)

コロナ禍の中、2020年6月になりました。AS-206が誕生したのが2019年6月22日です。ドイツのFriedrichshafen Ham Radio eventにおいてIOTA LtdのG3KMA Rogerさんより発表され6つのNew IOTAが誕生しました。その中の一つです。

遡ること10か月前の2018年8月31日のIOTA委員会からの報告にてG3KMAより2019年6月に10個前後のNew IOTA誕生の募集案内がされました。IOTAウエブにて確認できます。

私の当ブログで過去に幾度となく本州沿岸島(AS-117)の分割案を書いていました。そのため、すぐにJA9IFF中嶋さんより連絡がありAS-117の日本海側と太平洋側分割で提出したいとの連絡をいただきました。注釈として私が裏日本と表日本という表現を使っていましたので日本海と太平洋という表現にしますと念を押してこられました。いま考えてみますと中嶋さんは福井県ご出身でありました。今頃に納得してしまいました。

しばらくして再び3分割案で出したいと言ってこられました。日本海側と太平洋側、そして瀬戸内海側にて提出されることになりました。2つ提出すれば1つは採用されるであろうと内心思いました。

中嶋さんの明細の島区分のお手伝いをするなかで大きな決定事項に遭遇しました。それは3つの境界です。日本海と瀬戸内海は関門海峡の巌流島を瀬戸内海側へ含めることで境界を仮決定しました。瀬戸内海と太平洋との境界は和歌山県の紀伊日ノ御埼灯台と徳島県の伊島(AS-200)並びに蒲生田岬を結ぶ線を境界案としました。最後に青森県ですが、日本海側と太平洋側の境界設定がみつけられませんでした。

外側の津軽海峡と内側の陸奥湾が境界線決定を困難にしていました。地元青森県のJH7VHZ梅村さんに3案を出して相談しました。どれもうまくないと言われた記憶があります。とりあえず新IOTA誕生後に詰めましょうとしました。

その後は確実に1件、あわよくば2件のNew IOTA獲得を少しでも確実にする目的で47都道府県すべてからIOTA申請者を出す活動を開始しました。IOTA Ltdでは10月1日にNew IOTA誕生の募集を締め切り、10月22日に開催されるRSGB Convention 2019にて募集状況を報告する予定が緊急性の観点などで6つのNew IOTA誕生が突然発表されました。残りは合計10件程度になるよう2020年6月22日に発表となりました。

残念ながら最初の6つの中には中嶋さんの案は採用されませんでした。そのため、ゼロの都道府県を無くす活動からすべての都道府県の申請者を複数に変えることにしました。それは香川県の1局が徳島県へQSYされたためにゼロとなってしまいました。1県1名で安心していると転居によるゼロ発生が発生することを防止するためです。

現実には25局くらいのIOTA申請者を増やすことができましたが、10局くらいはすでにIOTA申請をされている方からの押しが貢献していただけました。そして、2019年6月22日にAS-206の誕生に成功しました。新規IOTA申請者の増加が大きく影響したのかどうか現在でもわかりません。しかし、少しは間違いなく貢献していると思います。

また、日本海側と太平洋側の区分はIOTA Ltd側から見てとてもわかりづらいとのことでした。特にJA7エリアはどらちにも属しています。そのためエリアごとに区分されたAS-206 Honshu's Coastal Islands Eastが生まれました。

さて、コロナ禍の最中ですが、AS-206の現在のクレジット率はまだ18.5%の状況です。30%を超えるまではまだまだニーズがあると思います。IOTAウエブの初期画面から「IOTA情報」→「IOTAグループと島」にてAS-206を確認してください。タグの「Islands」と「Activations」を確認しますと、対象の島リストと運用を承認されたコールサインと島が掲載されています。

JA1、JA2、JA7、JA9、JA0エリアの各県の皆様にはご自分のお近くの対象の島へ移動運用を企画されませんでしょうか。青森県にはリスト外の島が3~4つありました。この様な島を皆さんの力で追加されてはいかがでしょうか。記念になりますよ。ただし、IOTA Ltdはあまりたくさん増やすことは好まないと思います。1島くらいは良いと思います。不要、不急の外出禁止ではありますが必要、至急にて三密対策をしてお二人くらいならば実行できるのではないでしょうか。

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