2020年7月下旬にYB3MM Adhiさんが久しぶりに表題のOC-022 Bali Islandの東側に位置する Ceningan Islandから運用されました。5年くらい前ならばNusantara Awardのサービスのための運用と判断できました。そのあたりを調べてみることにしました。(混乱を避けるために島名の頭のNusaは省略します)
QRZ.comのYB3MMのBiographyにNext Activityとして紹介されています。23~26 July 2020の4日間です。IOTA Contestの7/25-26を含んでいます。コンテスト参加の有無は不明です。

7月25日付の425 DX News #1525には次のように紹介されていました。
YB - Look for YB3MM/9 (22-29 July) and YC9DE/p (23-26 July) to be active
from Nusa Ceningan, a small island close to Lembongan (OC-022). QSL
YB3MM/9 via Club Log's OQRS or via IZ8CCW; QSL YC9DE/p via LoTW,
eQSL, direct, or via YB3MM (see qrz.com for PayPal details).
OC-022 BALI IslandはBali, Menjangan, Penidaの3島が製本版のIOTA DIRECTORY 2018に記載されていますが、CeninganとLembonganはありませんでした。併せてIOTAウエブのOC-022を確認しました。①Bali, ②Lembongan, ③Menjangan, ④Penidaの4島と1島(Lembongan)が増えて掲載されていました。Ceningan Islandは含まれていませんでした。
そこで、マップを確認しました。Bali島から南東に14kmほど3島が離れているマップです。

北側からLembongan Island、Ceningan Island、そしてPenida Islandです。Lembongan IslandとCeningan Islandの間は約90メータでした。つまり、IOTAルールの200メータ未満でCeningan島はLembongan島に吸収された扱いになっていました。数日前に説明しましたとおり、さっそく200メータルールが出てきました。
Nusantara Awardでは別扱いになるのかIOTAルール扱いとなるのか。おそらくIOTAルールに合わせると思われます。さらに、7月下旬のIOTA Contestと重なっていましたのでクラスターレポートを確認します。
Callsigns YY/MM/DD UTC FREQ Remarks Reporter
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YB3MM/9 20/07/26 2237Z 7074.0 Tnx qso 73 F4GTB
YB3MM/9 20/07/25 0655Z 18100.0 CQ OC-022 FT8 JA8COE
YB3MM/9 20/07/24 1256Z 10136.0 FT8 OC022 K9NU
YB3MM/9 20/07/23 1637Z 14075.7 tnx QSO R7TQ
YB3MM/9 20/07/23 1132Z 14076.0 FT8 US4IQ
YB3MM/9 20/07/23 1004Z 18100.0 OC-022 +876 JF2OZH-9
YB3MM/9 20/07/23 0732Z 14074.0 FT8 Nusa Ceningan, southeast o JQ1QVA
Searched until 20/05/18 , if you need more search please set "Search before" and search again .
残念ながらFT8のみの運用です。7/10/14/18MHzです。時間が空いたときに運用されたという感じです。仕事で訪問されたのでしょうか。いずれにせよ、IOTAやNusantara Awardのサービスをやったという感じはないと判断できます。
2017年10月に来日され、福岡地区、愛知地区、大阪地区は台風で中止しましたが、福岡と愛知の有志とで懇親会を開催しました。Adhiさんの来福の目的は私がNusantara Award復活の依頼でした。
私は2012年にYB3MMとW2FBの依頼によりNusantara AwardのPRの協力を約束しましたが、YBには13,466の島数でありながらリストが無いこと、仮のリストを作成しましたが採用されないこと、電子申請を提案し一度は受け入れられましたが途中でNGに変わったことでNusantara Awardの継続を断念した経緯があります。
2020年初頭に新しくIOTAを始められた、また始められるJA局を中心にIOTA-YB Needed List 2020を作成しました。YB3MMへも同ファイルを送るとともにNusautara Awardを再開しても良い旨を伝えましたがご返事をいただけませんでした。
Nusantara Awardのホームページを確認しましたが発行するAwardの種類をたくさん増やされていました。JAのOMさん方からNusantara Awardの追加申請の処理が遅いと聞いていました。Awardの発行はわかりやすく、スピーディに、かつ可能な限り安価でと思っています。何度かその声を伝えましたがそのままが多かったようです。仕事が忙しいのでしょうか。お空のコンディションも悪いですね。
8年ほど前の勢いはありませんが、なんとか年に数回ほどの運用を実行されるようです。大切にしているつもりですが、疎遠になりつつあります。単なるOC-022の移動運用に見えますが、今後のYB-IOTAの動向を少し読み取れると思いました。
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