表題のご質問がありました。6月に新規にIOTA申請をしていただきましたJI1BJB小林さんからの質問です。二つの方向から確認してみました。
まずはIOTAウエブの自分のIOTAの中にある電子照合可能な運用のOC-147において、YG9WKBのClub Log MatchingとLoTW QSO Matchingの登録の有無の確認です。
Accepted activations for QSO matching
Search OC-147
使用したコールサイン IOTAリファレンス番号 島名 Club Logにアップロードしたコールサイン LoTWにアップロードしたコールサイン
YB4IR/9 OC-147 Biak YB4IR/9_OC-147 YB4IR/9
YB9YKI OC-147 Yapen YB9YKI YB9YKI
YC9VMJ OC-147 Biak YC9VMJ YC9VMJ
YD9VBY OC-147 Biak YD9VBY YD9VBY
YG9WKB OC-147 Biak YG9WKB YG9WKB
5番目にClub Log/LoTW QSO Matchingともに利用できるように登録されていました。
もう一つの方法であるClub Logへの登録です。これは一般的なLog searchにて確認できます。
Log to search: YG9WKB
8,195 QSOs logged between 2020-03-25 13:32Z and 2021-01-09 16:57Z
Callsign to check: JI1BJB
Band FT8
15 1
Club LogへもADIファイル転換とその登録がされており、FT8モードで15mにて確認できました。
一般的にはClub Log Matchingにてヒットするはずですが、しない方法を考えてみます。実はこのOC-147 YG9WKB BennyさんのMatching登録は私がお手伝いして2020年6月に登録してもらえました。
考えてみますと、VE3LYCへClub Log Matchingの依頼をするときに期間限定のペディション局の場合、Club Logのスタート年月日+時間とエンドの同じく年月日を提出します。またResident局の場合はほぼ永久にその場から運用しますのでエンドの年月日を「Forever」と報告して登録してもらいます。これが前者で登録された場合、エンドの年月日以降のQSOはすべてアウトとなります。
さらにメールを検索して調べてみますと、2020年11月14日にJA8ZO宍戸OMより、該当局のClub Log Matchingが不発、LoTWではヒットしたのでもうしばらく様子を見るとのメールをいただいておりました。私がYG9WKBの支援を完了したのは 2020年5月12日に中嶋さんからコメントをいただいています。その他にも9月から11月にかけてOC-147 YG9WKBのアウト報告を複数いただいています。30日待ってみますなどのコメントで片付けていいるようです。
ひょっとしたらエンド年月日が2020年5月云々になっているのかもしれません。同様の現象の該当の方がおられましたらコメントをいただけませんでしょうか。ご協力ください。
【追記】
IOTA Check Point JAのホームページに次の通り説明文を入れていただけました。
https://jim0836.wixsite.com/iota/faq
FAQのクレジットのQ1
12) 常駐局の場合 (C)/(L)
→常駐局の場合、交信終了日時を各年12月31日に設定しています。 これは、常駐局が途中で引越し等を行い、対象となる島に常駐しなくなっても本人からの通知が無ければ確定出来ないためです。
本人からの申し出かIOTAメンバーからのMatching出来ない事の調査依頼があると、VE3LYC CezarがマニュアルでQRZ.comの記載を確認したり、対象局に問合せしたりして常駐している事を確認した上で期間延長を実行しています。
お急ぎの場合は、info@island-world.com宛てに問合せ下さい。
(12/Jan/2021)
個人的感想ですが、OC-166 Laut IslandなどQRZ.comにOC-088などと間違ったIOTA番号を掲載し、その変更依頼の私のメールにもほとんど反応がなく、返事があってもOC-088だと言い切るような状況でした。無理をしてIOTAのリストに入っていただくと、後程トラブルの原因になる可能性もありますので、IOTAを頑張りたいと挙手するような聞く耳を持った局に限定したほうが良さそうです。
今のままですと、IOTA Validation teamに大きな負担をかけそうですので、レスポンスの悪い局は無理しないようにしたいと思います。Club Log Matchingの活用に合わせてより厳格な運用を支援したいと思います。
最近のコメント