2021年1月末のThe 2021 Honour Roll, Annual Listings and UHF/VHF, Club and SWL listings が2月15日付けで発表されました。CP JAの中嶋さんより素早くJA分のリストが作成され掲載されました。
前者は単年度のランク表ですが、後者は全JA局の5年間の申請数が掲示されています。手作り部分が多く作成もたいへんですがJAが世界一位になった原点の資料です。IOTAルールでは5年間未申請となるとこのリスティングから削除されます。そのためにピンク色の着色で失念防止の警告(?)をしています。今回、私も該当しました。
すぐにIOTAを長年されているOMさんからアドバイスというかご注意と言うか苦言を呈するメールをいただいたりしました。IOTA新規申請を推進しているのに云々という内容です。また、世界中の23名のCPで独自のウエブやこのような手のかかる資料を掲載されているのは唯一です。
私は何度も書きましたが1997年4月に日本語版IOTA Directory 1997を購入し、以来、IOTAにすっかりほれ込んでしまいました。当初はDXCCをやっていましたので「IOTAは単なる島との交信、DXCCは国との交信、すごい格差」と考えIOTAには着手しませんでした。Directoryの内容を徹底して深堀しました。毎年1月末に私のIOTAチェイシングの実績確認の場として、また決算として重宝し毎年追加申請をしました。
1994年の開局以来、100ワットにベランダアンテナの限界を体験しながらもピークで年間70件を超えるIOTA申請をしていました。アンテナの脆弱性を補うために、また英語の勉強も併せてロングCW QSOやメールやSkype、Messenger、PayPalなど新しいものに飛びついて楽しんできました。毎週のようにNew IOTAとの交信、海外から届くQSLカード受領を仕事の合間の息抜きとして楽しんでいました。
しかし、どんなアンテナでもコンディションの影響などもありますがピークを過ぎることを知っていましたので、IOTA700取得までは全力で楽しむ目標を立てました。確か500を過ぎたHonour Roll取得時だったと記憶しています。700まではIOTA申請を毎年続けましたが当時はこの装備で700に到達できるとは思っていませんでした。IOTA800、IOTA900はこの装備では120歳まで続けないと到達できないと予測しています。
2016年4月に中嶋さんから「IOTAアワード発行が5月いっぱいで廃止される」との情報が入ってきました。IOTAアワードは頑張った証であり自分へのご褒美と考えていましたし、最終目標のIOTA700は是非とも獲得したかったために695くらいでしたので残り1か月弱で残りの数枚のQSLカードを受領し2016年5月28日にぎりぎりでIOTA700アワードを入手できました。
その後、OC-096 Kingman Reefが取り消しとなり699にてJAリストに記録されることになりました。
IOTA700アワードを入手するまではあまり意識していなかったのですが、それまでに接しましたIOTAの仲間のご意見やそれ以降のIOTAの楽しみ方を真剣に考え始めました。第一にIOTA申請料金でした。 特にIOTA追加申請料は改善の余地があると思っていました。しかし、料金の件は1IOTA申請者がお願いしてもそう簡単には採用していただけないことは十分に理解しています。その行動を行うことにしました。
申請料の改善要望点は「1枚のQSLカードでも、100枚のQSLカードでも同じ料金」であることです。ランクが上位に上がるほど毎年70枚も送れなくなります。やがて10枚を割り、数枚にまで落ち込んできます。必死でランクをあげたいという考えの局は「1枚でも100枚でも」の感覚はあまり感じません。私のアパマンアンテナ設備による700はビームアンテナ利用の1000くらいの効果と仮定して考え理解できます。
私は1998年1月から毎年の「決算としてのIOTA申請」をとても重要と考えていましたが、5年前に思い切って毎年を5年ごとにしてみることを身をもって体験することにしました。途中ではありますが、次の結果を得られます。
①毎年の追加申請料12GBP(約1,800円)が5年間で1/5となります。約7,200円の4回分が不要となる。
②ただし、5年間も追加申請をしないとその方法を忘れてしまう。翌年~翌翌年を飛ばすと3回目、4回目も面倒となる。要するにやり方どころか必要性も失ってしまう傾向にある。現時点は4回目になりますがすっかり忘れています。
③IOTAチェイシングの必要性も鈍ってしまい、長くなるほどIOTAチェイシング自体を忘れてしまう。
2018年10月からの2年間のメールによるIOTA申請提案に関しましてまとめてみます。430局くらいに個別に提案しました。
①8割が未返信、1割が返信があるが途中で止まる。残り1割が新規申請という割合でした。
②途中で止まるのはシステムがうまく進まないというケースがあります。申請料の話がでたらほぼ止まる可能性が高い。
③新規IOTA申請にて100~110でされる方は2回目の申請をされないケースが多い。世界一位の協力で付き合われたか。もしくはアワードハンターとしてIOTA100の取得でIOTAを終えられた。
IOTAウエブのIOTA委員会からの報告(IOTA management news)を拝見しますと、1月23日付けで「2021 IOTA Honour Roll - Annual Listings, Last Call」というタイトルでニュースが発信されています。諦めずに1月末までにまだ間に合う云々という内容です。とくにタイトルのLast Callは響きます。実はこれは一年前にも2020で同じタイトルで発信されています。要するにIOTA Ltdはもっともっと全員に追加申請をして欲しいと願っているということです。
数日前にCP JAの中嶋さんへ「1枚のQSLカードでも、100枚のQSLカードでも同じ料金」などの改善などに関しまして相談しましたところ、快く相談をあげてみたいとの回答を昨晩いただきました。実現しなくともまずは提案することが必要と思っています。私の想像かもしれませんが、「正しいIOTAチェイシングは毎年1月末までに追加申請を行うこと」をIOTA Ltd本部も望んでいるはずです。
その実現のためには、毎年の申請のしやすさを追求することではないかと思います。6mのVHF部門におきましては1枚のQSLカードを得る価値がHF部門とは異なると思います。この部門の活性化も考慮してほしいものです。
私がメール提案をしてすでに停滞しつつある局もおられます。改善策を考えていますが、丁度10年前に東京水道橋にて開催しましたIOTA Meeting(勉強会、交流会など)をコロナ禍の中でもありますのでネットミーティングでやる企画を考えてみたいと中嶋さんへ相談しています。あの時はDL5ME Marioさんから北欧IOTAペディションの資料をいただき、JR0DLU大堀さんに説明してもらいました。
また、N3QQ YuriさんやYB8XM Joppyさんからも開催への祝辞をいただいたり、ややグローバル化をはかりました。企画が深まればオンラインでVE3LYC Cezarさんに講演してもらったり(要通訳)など、お願いしてもよいかなと思っています。
コロナ禍の影響が2020年よりも厳しい2021年になるかもしれません。皆さんのご理解で面白くしてまいりましょう。
IOTAを始めた時は45歳でしたが、今年のクリスマスには70歳代に突入します。70歳でIOTAの終活も考えましたが後期高齢者の75歳まで延長してみます。(笑い)
最近のコメント