YB-IOTA なにかが変わった
2019年12月にIOTA-YB Needed Listを作成して1年余りの支援活動を行いましたが「何か以前との違和感」がありました。今回のOC-268 YD7RV/Pの運用においても土日月の3日間運用は直前の発信であり、土曜日夜遅くの運用以降は日曜日は運用がなく、この月曜日の朝も気配すら感じさせずまだ交信されていない局からは諦めの声が届きはじめています。15日が最終日とのことですがどうなりますやら。
2015年には毎週のようにYB-IOTAのDXpeditionが実施されましたが2016年を過ぎると2017年にはゼロに近いほどのベースにその運用が減少しました。時折、年に数回ほどのペディションが実施されたり、新しい局がRare IOTAのResident局としてちらほら開局され運用していました。その間、時代は2016年6月にIOTAではClub Log Matchingが提供され、またYB5QZなどのYB局がIOTA申請をされるなどの変化がありました。
JAの新しくIOTA申請をされた局へのサポートとして昨夏にOC-147 YG9WKBやOC-107 YF5NB等のIOTA Acctivationの証明の仕方やClub Log Matching登録の仕方などをお手伝いしました。昔は以後も寄り添ってサポートできていましたが今回はサポートのリクエストがなく放ってしまいました。2021年に入り、OC-147 YG9WKBのClub Log Matchingが継続して登録されていないとの相談をようやくいただきました。
CP JAの中嶋さんからIOTA Validation teamのVE3LYCに確認していただいたところ、「常時residence」という考えではなく、年末に確認をしている。しばし待ってくださいとのお答えをいただきました。このときは「あれっ、YG9WKBを信じていないんだ。厳しい確認だな」と思いました。しかし、IOTAの精度を高めるためには必要なことだと理解しました。定期的に確認するのでしょう。
1月下旬にYD7RVともメールのやり取りをしましたが、OC-268の話が出て、いきなりドネーションを希望するときましたので、それ以後は保留してしまいました。過去のサポートでJN6RZMがドネーションを送ってくれることを知っていたようです。さらにYDコールでIOTA DXpeditionはとても珍しいと思いました。それは運用の範囲が上級局のYB、YEコール局と比較し制限を受けるからです。
過去にはOC-275 YD9RQX/PとOC-075 YD1NAA/5の2回しか存じておりません。例えばYG9WKBはResident局ですが、YGコールのIOTA DXpeditionは聞いたことはありません。
そこでYBの免許と運用の範囲を改めて調べてみました。2013年に日本とインドネシアとの相互運用協定を結んでいます。私もJA8VEさんから数回意見交換させていただきました。
日本 インドネシア
第一級アマチュア無線技士 Amateur Extra Class
第二級アマチュア無線技士 同上
第三級アマチュア無線技士 Advanced Class
第四級アマチュア無線技士 General Class
として相互の対応をされています。次にインドネシアの3つのクラス別の運用範囲です。
(ご参考)https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000104.html
YBの資格
資格/ プリフィクス/ バンド・モード/ 上限出力/ 交信相手/ 免許期間〔年〕/ 電信試験/
~30MHz 30MHz~
Penegak
(Extra) YB, YE すべて 1000W 500W 国際可 5 8 WPM
(VHF以上割愛)
Penggalang
(General) YC, YF WARCは不可 500W 200W 国際可 5 5 WPM
Siaga
(Novice) YD, YG 80m・40mでPhoneを含め可, 100W 75W CWでの国際可 3 なし
15m・10mでCW・データのみ
Pemula(VHF以上割愛)
(No code) YH 2m・70cmが可,2.4GHzでデータが可 50W 国内のみ 2 なし
ただし、WARCとは: 30m, 17m, 12mの各バンド
少し見づらいかもしれませんが、YD並びにYGコールはJAの4アマに該当します。CWの試験はなし。しかし、自己学習すればHFのCWで海外交信は可能。20mは許可になっていないようです。上記のリストは2013年現在ですので変更されたのかもしれません。
従いましてYDコールの場合は80m40mのSSB,CW,データがOK、15m10mはCWとデータのみOKと言えます。20mとWARCバンドは運用不可ということでしょう。
これを遵守するとYD7RV/Pはほぼ7074 FT8のみの運用であると絞り込むことができると思います。つまり私たちが思っているほど各バンドでサービスはできないということでしょう。
上記のYBの資格リストは2013年のものです。大きくは変わっていないと思います。さらに厳しく言えばYD/YGコールでは100wによるCWモードのみ国際通信をOKとしています。日本の4アマと同じ考え方ですね。
FT8等の発達でこのあたりが大きく変化してきているようです。YBはORARIの活動がとても活発です。日本のJARLですね。YB8XM JoppyさんやYB8BRI Ramさんはその地域のORARIの役員です。この体制による教育がYD/YGコールへは届かなくなっているのかもしれません。
【追記】
YD7RVは40mのFT8しか経験がないと思います。やはり免許のグレードアップをしてオールバンドオールモードを経験してくださらないと現状の移動運用になると厳しいです。
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コメント
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JA6WJLさんの情報ではYD7RV/Pはもう少し可能性ありそうですね。
私はまだQSO出来ていません。
YBと平成25年に相互運用出来るようになっているのですね。
30年以上前、私は現地に赴任していました。
シンガポールからジャカルタの飛行機で隣に座った現地の方が
日本の無線機メーカーのロゴの入った上着を着用していました。
その時、その方に日本人の無線運用の可能性を伺うと
「運用は可能。但し現地のクラブ局に入会すること」
多分、クラブコールでクラブ員立会いの下ということになるでしょう。
結構、ハードルが高かった記憶があります。
投稿: JA1CCJ | 2021年3月16日 (火) 08時19分