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« IOTA VHFへのチャレンジ | トップページ | IOTA-VHF 5月5日 3日目 »

2021年5月 5日 (水)

IOTA VHF部門が救いの神になりそうです

一昨年、2019年3月に長崎のJA6WJL前田さんにIOTA申請の提案をしました。長崎県大村市のアクティブDXerとしてのご活躍を50年くらい前から存じ上げていました。大村ローカルのJR6CSY山口さんとCP JA中嶋さんのご支援とご協力を受けて無事にIOTA申請をしてくださり2020年1月末のリストに掲載されました。もちろん、IOTA-HF分でした。

その後、IOTA-VHF部門も100を超えそうなので新規に申請したいとのお話をいただきました。私は「VHFは100を超えてもその後の追加申請が毎年数件となりとても厳しいのでやめたほうがよい」とアドバイスした記憶があります。ところが前田さんはIOTA-VHF部門も新規申請されました。すぐにその影響を受け福岡のJH6BPG松尾さんがIOTA-VHF部門のみで新規申請をされました。

JH6BPG松尾さんは私のローカルでしたのでIOTAの質問として毎月のように電話をかけてご相談をいただきました。これで私のIOTA-VHFに片目が開き始めました。そして、今年2021年1月24日にはIOTA-VHF部門を5年間未申請でリスト除外になられたJA1UAV高柳さんからその復活のご相談のメールをいただきました。1月31日締めの1週間前です。もちろん、CP JAの中嶋さんへご相談していただくようお願いしました。

ご承知の通り2021年1月31日締めのIOTAリストで見事にJA-IOTAグループはIOTA申請者数世界一位(HF部門)を達成しました。

3月31日にI4EATのSK情報が入りました。I4EATとはOC-157 YB8V Banda IslandのQSLカード回収の相談をいただいてからお付き合いをしていました。すぐにIOTA-VHFリストで221件のトップであること、IOTAでもEMEやDXCCでもトップDXerであることを知りました。そしてIOTA-VHFリストをあらためて拝見すると国別数を意識してしまいました。

IOTA-VHFは全体で28局です。トップはイタリアの8局、JAは上記の3局が加わり、JH4IFF右遠さんも新規申請され6局でした。I4EATの残念なSKでイタリアは-1となりました。JAは1局増えれば同数で世界一位となることがわかりました。HF部門の世界一位に続いてVHF部門でも世界一位を獲得してはと思うようになりました。

当ブログでIOTA-VHFの新規申請にチャレンジすることを申し上げました。JH6BPGさんからすぐにメールをいただき、50MHzのアドバイスをいただきました。なにはともあれほとんど知らない世界の50MHzでしたので1年間はバンドワッチに徹することにしました。

そこに追い風が吹いてきました。

Check Point JAのウエブに「従来、HFアップデート申請とV/UHFアップデート申請を同時に行う場合、申請料がそれぞれ必要でしたが、今回システムの修正を行い、48時間以内に同時申請されクレジット数の合計が100以下の場合は、追加の申請料は支払い免除となりました。(27/Apr/2021)」と掲載されました。

これはIOTA-HFで行き詰っておられます先発の皆さんにとって朗報と理解できました。

前述のJA6WJL前田さんからのIOTA-VHF新規申請時の相談に対する回答を完全にクリアする内容です。VHFも初回は100件以上の申請で普通の申請料が必要ですが、事後はHF+VHFでトータルして48時間以内の追加申請であれば上記の条件に一致します。まるで前田さんのための改善のようです。(笑い)

5月3日(月)のBVがガンガン入感しているレポートに続き、5月4日(火)も50MHzワッチを行いました。
午前中のAS-031 JD1BHAに続き、AS-079宮古島やAS-017沖縄本島をコピーしたあと、16時過ぎからはAS-078 JA8、AS-007 JA7/JA1エリアが59++で入感しました。20局ほどログインし、JARLのログ帳があっという間に3ページ目に入りました。BVやVR2を聞きたかったのですが、夕食の準備でQRTしました。「50MHzって、こんなに聞こえるんだ」と国内ですが強く感じました。

IOTA-VHF100件は数年かければいけるのではないかという自信が沸き上がってきました。行き詰ってからFT8をと思ったりしていますが、CW/SSBだけでも十分と思いました。裏ではメールアポイントにより、東アジアやオセアニアの友人たちも6mを考えてくれそうです。

APA-4は50MHzのアンテナではありませんが、10/18/24MHzでもそれぞれ100エンティティ超を実行しています。6mの諸先輩方はほぼ多素子のビームアンテナにFT8が中心ですが、このままで頑張ってみたいと思います。

HFでは半年ほどリグの電源も入れず、ログも進まず、IOTA AS-152 RI0Qも取り逃がしてしまいました。ほとんど活動停止状態が続いていましたが、50MHzで息を吹き返してきたようです。数日前から50.000-50.350の間を行ったり来たりしてワッチを楽しんでおります。

皆様のアドバイスをいただきたいと思うと同時にIOTA-VHFでも世界一位をご一緒に目指しましょう。JAの位置づけをご一緒に高めましょう。

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コメント

山本さん、おはようございます。
IOTA申請料に関する素晴らしい情報をありがとうございます。

これからはどうしてもHF・VHF部門ともに少数のエンドーズメントになりますので、正に当局のための救済措置であるように感じてしまいました。(笑)

只、IOTA主管側ももっとVHF部門の申請者を増やして、IOTAアワードプログラムを活性化させたい狙いがあるものと感じましたし、これを機にVHF部門でのActivator及びChaserのアクティビティが向上すれば、願ったり叶ったりです。

前田さん、こんにちは
まさか私がIOTA-VHFをやりたくなるとは夢にも思いませんでした。IOTA-HFで行き詰まりを感じていたところに前田さん、松尾さん、澤山さんの影響を受けてしまいました。タイミングよく中嶋さんのウエブにHF+VHF同時申請による合算施策が掲載されました。最初は前田さんのため、いや前田さんが提案して決定したのかなと思ったりしました。
2年間ほどIOTA申請提案を数百局へ行いましたが、なさらない局は「コスト>面白さ」が問題でした。IOTA LtdもIOTA申請者の要望をもっと受付けて声を収集したほうがよいと思っています。
私も5月3日から半年ぶりにアンテナをベランダから振り出し、リグに火を入れ、ログに50MHzのQSOを記入し始めました。確かに「Magic Band」のようだと感じ始めるほどワッチしています。(笑い)

山本さん、中嶋です。

JH4IFF右遠さんからお願いされていた案件を、IOTA-HF帯の申請者で世界一になった事を加勢にしてIOTA Ltd.に提案していたものです。
システム変更が必要なので、実現性はどうかと思っていたのですが、提案から数日でシステム管理者が対応してくれて、実現に至りました。
まだ、V/UHF帯の申請者数が少ないので、申請料収入額へのインパクトも少ないとG3KMA Rogerが判断して後押ししてくれました。

昨晩、ZoomによるIOTA Ltd.のBoard Meetingが開催され、JAの申請者数が世界一になった事への謝辞をG3KMAからいただきましたので、山本さんを含めご協力いただいた各位に感謝いたします。

当方もOutbackerに50MHzを乗せて参戦してみようかと考えています。

中嶋さん、こんにちは
素晴らしいお話ですね。これで私もHF部門に続いてVHF部門も頑張ることでIOTAチェイシングの延命ができそうです。(笑い) 50MHzもまずはワッチから開始しています。バンドワッチとVFOをくるくる回すことに新鮮さを感じています。コロナ禍による移動運用の低迷期を乗り切れそうです。ありがとうございました。

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