JA IOTAの「HFベスト10 vs V/UHFベスト10」の比較
数日前にIOTA CP JAウエブにJA分のIOTA 2024 リスティングを発表、掲載されました。HFのベスト10とV/UHFのベスト10という切り口で比較すると面白い現象を見ることができました。HFのJAベスト10は20~30年くらいの交信経験値が大半の感じで.一方、VHFのベスト10はおそらく50~70年くらいの経験値ではないかと推測しました。それぞれのベスト10の2024年と2023年差異を赤文字で並べ比較しました。
HFのJAベスト10 0- 2- 0- 0- 0- 0- 0- 0- 3- 0- 2局5クレジット(1位から10位までのアップデート数)
VHFのJAベスト10 20- 0- 20- 0- 20- 12- 24- 15- 16- 5- 8局132クレジット(2位から11位までのアップデート数)
HFのベスト10の各数字は「2024年 - 2023年」のアップデート数の差異です。10局中2局の5クレジットのみです。ところがVHFのベスト10は8局がアップデート申請をされ、その総数は132クレジットです。HFベスト10とVHFのそれはVHFの方が圧倒的に多数です。なお、VHFのトップのJA6RJKさんは2024年の初度申請であり202クレジットで登録されましたので外して2位~11位としました。
明らかにHFの1100クレジット直前のOMさん達はクレジット1件増に苦しんでおられる傾向です。VHFのベスト2~11位には物凄い勢いを感じさせます。私ももちろんHFでNew oneと交信できた時と同じくらいVHFでNew oneを見つけたときの気持ちは同じくらい高まります。両リストを確認すると、HFとVHFの両方にコールがある局が複数おられ、やはり圧倒的にVHFのクレジット数が多くあがっています。
VHFの28名リストを確認していただけるとHFで1000クレジット前後の局が増え始めています。3年前にHFとVHF同時申請の場合、申請料が合算された料金(一般的にはVHFは初度申請1回のみ)へ、2年前にはIOTA-VHF50~99の新設などのIOTAルール変更が大きく影響しています。
CP JAのJA9IFF中嶋さんと一緒に2021年5月にIOTA-VHFをスタートしました。中嶋さんはWhipアンテナで今回52クレジットまで到達されています。私はAPA-4にのせてやっていのすが、CW onlyのためまだ30件ほどです。うまくコンディションを掴めば6m用の簡易アンテナでもIOTA-VHF100にチャレンジする価値はあると思います。HFの進捗が鈍化されているHF上位の皆様にぜひIOTA-VHFのチャレンジをお願いいたします。
左がIOTA-HF、右がIOTA-VHFです。
ある意味では極端な比較と思われるかもしれませんが、切り口を変えるとHF-IOTAで停滞傾向にあるOMさんがたにせっかくIOTAチェイシングを長年楽しまれていますが、New IOTAを獲得する機会が少ない状況から、6mの簡易アンテナをあげていただき、JAの近くでIOTA-VHF50を集めてみるチャレンジをしていただけないかという提案です。20~30年前にHFで交信済みのIOTAがとても新鮮に感じてきます。
IOTA申請者数世界一位に続き、IOTA-VHF申請者数世界一位にもぜひご協力ください。
【追記】
質問がありました。
Club Log / LoTW QSO MatchingにてIOTA-VHFのクレジット件数を確認することができます。前提は50MHz交信データの電子ログ化です。もちろんすでにADIFでHF分と一緒にClub LogやLoTWに登録されていれば一発です。
IOTA申請で使用する画面です。いつものHFにおけるMatchingチェックのときに「交信」欄のHF/VHF区分のVHFを選択してマッチングをかけるだけです。3大陸50クレジット以上ならばIOTA-VHF申請がそのままできます。まずはクレジット件数を把握されてはいかがでしょうか。
余談ですが、Matchingを通した場合はシステムでチェックされますので、それがクレジット数となります。QSLカードの場合は各CPのチェックを受けてクレジットを受けます。
IOTA-VHF100以上でJAは15局で二位のIの4局を大幅にリードして世界一位をキープしています。しかし、差でみると11局です。皆さんのIOTA-VHF参画をお待ちしております。
最近のコメント