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« IOTA-VHF AS-012 能古島(のこのしま)へのチャレンジ | トップページ | IOTA-VHF AS-037 JA6VLW/6 Kami Koshiki Island (2024 Apr 12-13) »

2024年4月 9日 (火)

OC-081 N5J Jarvis Island DXpeditionの一考察

DX-World.netでは表題のN5J – Jarvis Island DXpeditionの情報を流し続けています。IOTA OC-081としてIOTA validation teamが認めるか否か微妙なところで巷ではIOTA認定は無理という風潮にあるようです。私も詳しくはないのですが、RIBの上陸と運用が認められて当然に4名のOPを載せた船で近づいてRIBを上陸させる。

電波の発信の仕方が①船からリモートで運用する。②船からつないだ世界各局のリモート接続者がOPとなって運用する。コールサインが1本で進みそうなので①②の区分ができそうでないというところが否定のポイントのようです。

最初にDX-World.netに発表されたときにQSLカードサンプルの画像の左上にIOTAロゴとOC-081のマークが表示されていましたがいつの間にか消えてしまいました。「OC-081としてのクレジットは無理なのかな」と思いました。

OC-081 Javis IslandはIOTAウエブでは「DXCCエンティティ Palmyra & Jarvis Is.」とOC-085 Palmyra Atollと一緒になっています。のでOC-081とOC-085のそれぞれを調べてみます。

OC-081
Credited to users that have submitted an application in the last 5 years 19.1%
Credited to users that have submitted an application in the last 10 years 18.3%
Credited to users to have at least once submitted an application in the history of IOTA 16.6%
承認の必要性 Yes

過去のActivationは、次の2回のみです。
①AD1S/KH5 Jarvis
②AH3C/KH5J Jarvis

OC-085
Credited to users that have submitted an application in the last 5 years 57.4%
Credited to users that have submitted an application in the last 10 years 57.3%
Credited to users to have at least once submitted an application in the history of IOTA 47.0%
承認の必要性 No

過去のActivationは、次の24回です。IOTA的にはNo rareと言えるでしょう。
①AA6LF/KH5 Palmyra  ②AD0S/KH5 Palmyra  ③AH6NF/KH5 Palmyra  ④K1AZA/KP6 Palmyra
⑤K5K Kingman Reef   ⑥K5P Palmyra     ⑦K6LPL/KH5 Palmyra   ⑧KA4IST/KH5 Palmyra
⑨KH5/DF6FK Palmyra  ⑩KH5/DL2ZAD Palmyra ⑪KH6ND/KH5 Palmyra  ⑫KH7O/KH5 Palmyra
⑬KH7U/KH5 Palmyra   ⑭KP6AL Palmyra    ⑮KP6AX Palmyra     ⑯KP6PA Palmyra
⑰N0AFW/KH5 Palmyra  ⑱N4BQW/KH5 Palmyra ⑲N9NS/KH5K Kingman Reef ⑳W0ANJ/KP6 Palmyra
㉑W0RLX/KH5 Palmyra  ㉒W7FNK/KP6 Palmyra  ㉓WA2FIJ/KH5K Kingman Reef ㉔WA6ZZD/KP6

DXCC的にはPalmyra(+ Kingman Reef) + Jarvisでかなり満たされているのではないでしょうか。

昨年のSA-005のRIB運用時にIOTAルールが変更されました。リモート運用の範囲がその島から100km以内が500km以内を認めるに変わったと思います。

2024年1月末のIOTA HF申請者は1,539名です。上記のOC-081のクレジット率で大まかに計算しますと「1,539 X (100-16.6)=1,283局」のクレジット可能性を切り捨てることになります。おそらくドネーションやOQRSなどの収入も大まかですが失うことになりそうです。

例えば6泊7日の運用と仮定した場合、最初の5日間を海外のリモート局運用によるN5Jとし、残りの2日間を海外局のリモート運用を停止し、船からのみのリモートとし、N5J/Pなどのコールで2回運用に分けてはいかがでしょう。船長に①の海外リモート運用を2日間完全停止した証明も合わせてサインしてもらえばよいのでは。

OC-081の最後の運用は1990年4月のAH3C/KH5です。34年前です。IOTA Ltdもここは一肌脱いでOC-081の実現に向けて調整の努力をして欲しいです。

私個人もIOTAの目標をAll IOTAオセアニアの完全クレジットを願っています。残りのIOTAオセアニアは11IOTAですが、OC-081も未クレジット状態です。今回実現しなければ年齢的に厳しいと判断しています。ハム人口の減少、IOTA離れの加速、やはりIOTA validation teamとN5Jの実行者と直接話し合い調整して欲しいです。

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コメント

悩ましいですね。
設営計画では、160mと6mはローカルリモート(船上)運用のようです。
バンドを絞って認めるのも無理がありますね。
残念ですね。

このままOC-081のクレジットを認められない運用を実行されるときっと禍根を残してしまいます。RIBの運用が今後も続くと思いますのでもっとしっかり話し合いをすべきと思います。

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