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« IOTA Ltdの発信力低下?、2025年は勝負の年かな | トップページ | AS-037 JA8COE/P Kamikoshiki Island IOTA DXpedition »

2025年4月13日 (日)

IOTA-VHF AS-075 XX9ETを調べる

オセアニアと東アジアの日本近隣のIOTAからresident局を見つけ出し、メールにてIOTA-VHFの説明と6m運用の提案活動を行っています。いろいろ調べるとまたIOTAの面白さと素晴らしさに出会うことができます。

AS-075 XX9 Macauを調べるとXX9ETが一番に目立っています。さらにXX9は中国本土と接しているエリアとマカオ空港が隣接するMacau Islandのエリアから構成されます。昔はCR9のポルトガル領のコールサインでしたが香港と一緒に1999年に返還され、さらに50年間の自治権を認められています。香港はイギリスからVS6からVR2へ。マカオはCR9からXX9へプリフィックスが変更されました。

1972年に開局したときはDXCCの難易度トップ20くらいに入っていたと思います。CR9AKというコールでDXpeditionが実施され済み印を教えいました。1994年に再開局したときはXX9に変わる前だったような。1997年に購入した日本語版IOTA DirectoryではAS-075 XXとなっていました。Macauも島の部分があることをしりました。

現在のIOTAウエブのAS-075を確認しますと、CR9コールは1件もなく、すべてXX9コールのみでした。驚きました。XX9ETのQRZ.comのbiographyにわかりやすいマップが掲載されていました。

Xx9_20250412202701

赤く塗られたマップで、北側のエリアと南側のエリアにて構成されています。その東側と北側、並びに西側の一部が中国となります。北側エリアと中国本土はその西側半分くらいが幅の狭いクリークが存在し、残りの東側は鉄柵が設けて国境としてありました。南側エリアの東部には空港があります。西部は幅が250~300mくらいのクリークが存在します。数回ほど確認しましたが一番狭いところで180mくらいの川幅でした。

北側エリアの東側に中国本土から橋がかかった土地が見えますが典型的な埋め立て地です。Macauの中国本土寄りの場所は埋め立てが盛んにおこなわれたようです。そのため、川幅がもっとも狭い場所で180mちょっとの場所ができたようです。IOTAルールでは200m以上がカウントされます。長い時間をかけて埋め立てられたものと思われます。

CP JAの中嶋さんに相談しましたが、おそらく現在の一国二制度が終わる時点で対応されるのではないかとのアドバイスでした。

1999年に香港とマカオが中華人民共和国に返還されました。50年間の自治権を与えられています。香港はイギリスが返還したがらなかった。マカオは逆にポルトガルが積極的にCR prefixの領土を返還したそうです。そのため、香港の反対運動が激しかったと歴史書にありました。

XX9ETは北側エリアに居住があります。南側エリアでもXX9ETにて運用しているようです。中国は/Pなどを付ける慣習がないようです。そのため、IOTAウエブのAS-075を調べると、TaipaとColoaneからの運用となっていました。

Xx9-1_20250412210101

南側エリアの拡大図です。Taipa IslandとColoane Islandがくっ付いて南側エリアを構成していました。おそらく昔は南側エリアは二つの島に別れていて、埋め立てたと思われます。くっついた後に運用してTaipa島地区とColoane島地区でそれぞれ運用したのでそれぞれの元島名がIOTAウエブに付けられているということのようです。

西日本エリアの6m IOTAグループからいただいたAS-075の6mクレジット局はXX9TTR 日本人の鈴木ケンさんの分ばかりでした。QRZ.comにClub Log確認ができるように登録されていました。6mで交信されている方もおられるかもしれません。しかし、20数年後にはAS-075自体が消滅しているかもしれません。

【追記1】
最も大切な200mを割っている場所の地図掲載を追加します。

Xx9-2_20250413122501

Taipaの北西部の川幅です。Taipa側からはSteetviewで中国側を拝見することができます。20~30mの川幅をIOTAルールのために削ることはしないと思います。(笑い) RSGB IOTA committee時代に詳細地図で確認されていると思います。おそらく埋め立てられて狭くなったと思われます。GoogleMapを使用しています。誤差があるかもしれません。

【追記2】

追記1を記載した直後に古いマカオの地図を探してみました。Whikipediaに掲載してありました。びっくりです。左側「1990年代のマカオの地図」だそうです。右側「現在のマカオの地図」(XX9ETのQRZ.comの地図より埋め立てが少ない感じ)です。

Xx9-3_20250413124301Xx9-4

2000年頃まではTaipa IslandとColoane Islandは離れており、この10数年で完全に間が埋め立てられたようです。Taipaと中国本土も200mくらいまでに接近するまで埋め立てられたと判断できます。

北側エリアのMacauには全長55kmの港珠澳大橋が香港まで開通し、世界最長となるなど中国の埋め立てと橋づくりは激しく続いています。いくつかのIOTAグループに属する島々が今後埋め立てでリスト除外になる可能性が考えられます。

AS-075はアウトになりそうです。

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